Shingo ページ43
雅「ヒナとこうして2人きりとかちょー久しぶりじゃない??
ていうかさぁ、道こっちで合ってんの?」
運転席からチラチラと俺を見てくる相葉ちゃんの視線を感じながらも
俺は、病室を出たあたりから感じてた倦怠感に
相葉ちゃんと目線を合わすことすらできんくなってた…
雅「ヒナ、やっぱ具合悪いんでしょ?」
紫「いやっ…だいじょぶ…」
雅「顔色悪いって…ちょっと止めるから待って」
かろうじて口に出せた強がりを
相葉ちゃんは見事に躱して
目立たないところに車を止めて後部座席のドアを勢いよく開けた
雅「大丈夫?酔っちゃった?」
紫「いや…ほんま、大丈夫…」
雅「でも、ちょっと休憩挟もう。さすがにヒナがこんなんだと心配だよ…」
そう言って相葉ちゃんはなぜか俺の隣に腰掛けて
エンジンを切った車の後部座席で男2人が並んで座るっちゅう変な図ができた
雅「んー…熱はなさそうだけどー…目の下白いじゃん!最近食べてる?」
紫「ん…まぁ…」
紫「チーちゃんのご飯も大切だけど、自分のご飯しっかりしなきゃダメじゃん!」
相葉ちゃんの言うとることはもっともやねんけど
最近、食事が喉を通らん…
食事してたら急に3人と飯行ったこととか…
いろいろ思い出してもうて…
雅「ヒナ、落ち着いて!ね?大丈夫だから」
気がついたらボロボロと膝の上に涙の跡がつき始めてて
相葉ちゃんの温かい手が背に触れていた
紫「おれっ…りょうっ…」
雅「うん、どうしたの?話したら楽になるよ?」
6人の前じゃ話せん本音が
次から次に口に出て行った
紫「まえっ…カメに言われてん…亮を信じろって…でも、俺っ…信じてたけどっできひんくてっ」
雅「うんうん、」
紫「あんときっ…もっと、もっと俺がっ…そしたらっこないなことっ…」
雅「ヒナのせいじゃない…それはもうわかってることでしょ?」
相葉ちゃんは小さい子に話しかけるように俺に真実を教えようとしてくれた
「関ジャニは誰も悪くない、大丈夫だよ」って何度も何度も言ってくれた。
支離滅裂な話を親身に聞いてくれて
そして、それをすべてプラスの声で返してくれた。
紫「おれっ…ほんまっ…弱い」
紫「弱くなんてないよ…
ヒナは、強い!!だって、まだ闘ってるじゃん、7人の未来を信じてさ。
俺、すごいと思うよ、ヒナのそういうとこ。」
嘘をつけない人の言葉だからこそ
それは俺の心にストンと音をたてて落ち
まだこの先、夢を見続ける勇気をくれた…
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rainbow(プロフ) - みなさまありがとうございます。コメントすべて読ませていただきました。私らしく、頑張っていきたいと思いますのでどうぞこれからもよろしくお願いいたします! (2017年2月4日 23時) (レス) id: 9f05dd0fde (このIDを非表示/違反報告)
YOUMI(プロフ) - これからも熱く応援させて頂きます!! (2017年2月4日 17時) (レス) id: 2f3bfe6b47 (このIDを非表示/違反報告)
YOUMI(プロフ) - 沢山の方々が読むので色々な意見がでるのは当然ですが、物語は作者様が創り上げている世界観が大切だと思うのでrainbowさんの思う様に創られて良いと思います。注意書きも冒頭に入れる心遣いをしてらっしゃるし…。rainbowさんは∞さんの絆の話を書いているわけですから (2017年2月4日 17時) (レス) id: 2f3bfe6b47 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - 私も大丈夫ですよ! このストーリーの方が次どうなるか気になりますし 頑張ってください! (2017年2月4日 10時) (レス) id: a5cb9d5776 (このIDを非表示/違反報告)
∞亮ちゃんlove∞ - 私は、全然大丈夫ですよ^ ^むしろこっちの方がストーリーが面白い気がします!! (2017年2月4日 9時) (レス) id: 9ff607cfaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rainbow | 作成日時:2017年1月21日 13時