3話 疑問 ページ4
(…訳が分からない。僕は元からこうだよ。)
《…はあ?んなわけないでしょ、1番近くで見てきた僕が言ってるんだ、間違いないよ…──────
─あー…やっぱりだ。マスターの感情の殆どが欠落してる…》
(へー、そうなんだ。)
《ほら、興味無さそうだよね?そういう事だよ?
原因は……過度なストレスかな。
…あー…そういう事かぁ…過度なストレスねぇ……心当たりしかないよね?マスター?》
(…ストレスか……何かあったっけ。)
《はぁ…?何言ってんのマスター?しっかりしてよ!あんだけ虐められて自 殺に追い込まれたんだからストレスの原因なんて明白…………あれ…?……何で生きてんのマスター……え、死んだはずだよね……だって…》
そのとき、バァンッ!!と扉の開く音がした。
「ああぁ!!!目を覚ました!?目…覚ましてる…!!…良かったぁ…
あ、!身体大丈夫ですか!?痛い所とか無いですか!?」
いきなり扉が開いたかと思いきや、白黒の服を着た男が慌ただしく話しかけてきた。
「…あ、だ、大丈夫…です」
何故か上手く舌が回らない。
「しゃ、喋ってくれた……はあぁ…これで一安心…」
そう言うやいなや、白黒の服の男はその場に気が抜けたかのように座り込む。心做しか、とても疲れているように見える。
「あ…!急に大きな声出してすみません…はじめまして、俺はクロスって言います。貴方は…?」
「…A」
「Aって言うんですね!素敵な名前ですね…!」
「…此処は、何処」
「ああ…!説明してませんでしたね、此処は闇AUのアジトです」
「闇AUのアジト、聞いた事ないな…」
「ま、まあ簡単に言えばヤバい奴らが住んでる家って事です。はい…」
遠い目をしながらハハ…と乾いた笑いをしている。
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まーにゃ(プロフ) - お前・・・・最高か!?いや天才だな!?神だ!!(この作品大好きです。作者様も神です) (2022年11月8日 17時) (レス) @page33 id: c10b1a3dfa (このIDを非表示/違反報告)
haa..(プロフ) - ヤバい......メア様も作品も神ぎる (2022年11月5日 0時) (レス) id: 893ce01b72 (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 叶(プロフ) - なんなら今もみていましたから! (2022年10月30日 19時) (レス) id: d4674379cc (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 叶(プロフ) - はい!いつまでもお待ちします! (2022年10月30日 19時) (レス) id: d4674379cc (このIDを非表示/違反報告)
しろのね(プロフ) - 奇跡 叶さん» 本当ですか…!?ありがとうございます!!!😭 今の所めっっっっちゃくちゃ長くなってしまう予定なのですが…完結させられるよう頑張りますね!!! (2022年10月30日 19時) (レス) id: 0693613cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろのね | 作成日時:2022年9月25日 21時