《イナイレ》トリップかぁ、よくあるよねぇ、うん…うん？更新困難状態 (ページ8)

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６話《ごーりゅーせいこう》ページ8

香月「蘭くんキタァアアァァァアアァッ！」

……香月……((ﾊｧ

でも、香月の視線のほうには、
たしかに霧野がいた。
ついでに、神童も。

……いや、逆にこいつが霧野を
見分けられない方が、
異常事態か。

にしても、こうやって見ると、
霧野も神童も、そこまでアニメって
感じじゃないね。

……もしかしたら、
トリップしてるからかも
しれないけど。

香月「蘭くんんんんんんんん！」

A「やかましい。

とりあえず、私たちは
あのふたりとは兄妹設定だし、
連れてってもらわない？」

香月「そうだね！
いちはやく蘭くんに
話しかけよう！」

……本題は違う気がするが、
まあ、話しかけることに
変わりはないね、うん。

A「じゃ、行くよ。」

香月「う、う、うん……。」

緊張って……。

いつもは、「蘭ちゃんんんんんん！」
とかって言って、
いつしゃべりかけてもへいきだぜ、
って感じなのにね。

A「あ、でも。」

香月「な、なに!?；；」

A「……；；

あのふたりのこと、
なんて呼ぶ？」

香月「そりゃ『お兄ちゃん』でしょ！」

A「…………それで行くか……。」

いま思えば、
これ以外なにがある。

私と香月はお互いの顔を見合わせ、
こくりとうなずきあうと、
神童と霧野のもとにかけていく。

……ひとりっ子だから、
こういうの、かなり恥ずかしいけど。

香月「おにいちゃーん♪」

A「ちょっ、香月ッ。」

さすがにこんな大声で、
「おにいちゃーん♪」とか言われたら、
しょうじき「お兄ちゃん。」とか
言えなくなっちゃうんですが。

神童と霧野はくるりと
こちらをふり返る。

「誰だ、こいつら？」みたいな
反応を一瞬予想したが、
神童と霧野は、ふっと笑んだ。

神「ほんとに……、

香月は霧野が大好きだな。」

霧「ただ、大きな声で
『おにいちゃーん。』とかっていうのは
かんべんしてくれ////」

香月「ご、ごめん、お兄ちゃん。」

霧野が赤面してるのを見て、
素直に謝る香月。

たぶん、
「蘭ちゃんの赤面だぁあああぁぁああ！////」
とかって心の中では思ってて、
しかたなく謝ってるだけだと思うが。

神童は私に視線をうつし。

神「おまえは、そこまでじゃないしな。」

え、いきなり振る？

でも、私だって、
ちゃんと対応する。

A「まあね。」

と、いうわけで。

なんとか合流成功ってことだね。