《イナイレ》トリップかぁ、よくあるよねぇ、うん…うん？更新困難状態 (ページ14)

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12話《殴るか》ページ14

部活の風景をお届けしたいと
思います。

みなさん、じつに熱心に
取り組んでおります。

ボールを追いかけるのを、かなり
楽しんでいるごようす。

香月「楽しそうだねっ。」

こいつの視線の先には、明らかに
霧野。

リア充……。

A「あんた、ほんとリア充だね。」

香月「いつまで引きずってるの、
それ!?」

A「ずっと。たぶん、一生
引きずるね。」

香月「えっと……さすがに、冗談、
だよね？」

A「本気。」

香月「やめて！」

？「あっ、Aちゃーん、香月ちゃーん！」

向こうからやって来たのは……。

その姿を確認した香月の目が、
怪しく光る。

……なにをたくらんでる、
こいつ。

香月「葵ちゃんじゃーん！」

そのとおり。

葵でした。

髪を太陽でキラキラさせながら、
満面の笑みでこちらへ。

とにかくいまは、香月の行動に
気を配らねば。

葵は私たちのところまで来ると、

にっこり笑った。

葵「おはよう、ふたりとも！」

そっか。サッカー部の先輩の妹だから、
仲良いのかな。

女同士だし。

そのあたりは深く考えてなさそうな
香月が、

香月「おはよう、葵ちゃん。」

ニヤニヤしてる。

……殴るか。

さっとこぶしを握り、腕を引いた、
その瞬間。

ドゴォッ

サッカー部の誰かが放ったボールが、

香月の顔面に突き刺さった。