twelve ページ12
「昨日は楽しそうだったねぇ…？」
あぁ、想定していた最悪の事態が起こってしまった。
昼休み。
呼び出された時から何となく気づいてた。
「昨日シャオロンと歩いてたんじゃん？」
『う、ん……』
怖すぎて声が震えてしまう。足だって。
あぁ、最悪すぎる。なんでって、
「はぁ？私がシャオロン好きって知ってるよねぇ？」
『知りません……でした。』
「え？クラスの皆知ってるのに？」
ごめんなさい、
ただそう謝ることしか出来ない。
どうにか怒りを沈めないと、
『で、も。私からじゃなく……シャオロン君からｯ』
ﾄﾞﾝｯ
私の横に勢いよく手がつかれる
可愛らしい大きい目は、怒ったように吊り上がって
いつも甘い声を出してるのに、今は温度の無いような冷たい声。
「はぁ？バカにしてんの？何？デートにでも誘われた気？」
『ちが……』
「まじでさ、鏡見てから言えよ。」
そう彼女が言った時
私の目から涙が一粒零れ落ちた時
「お前さ、何やっとん？」
『……シャオ、ロン、ｯく、ん。』
あぁ、こんなにも怒らしてしまったのに
私はまた彼に近づいてしまう。
いや違う、彼が近づいてきてるだけ。
私は別に……
べつ、に、なんて。
言えないよ。
「だってさ、いつも一人で居るくせにさ、シャオロンと仲良さそうに歩いててさ？結局男好きなんじゃん!!」
彼女の言葉一つ一つが胸に刺さって痛い。
違うって、そんなんじゃないって言わないといけないのに。
「Aは、そんなんじゃないけど。」
言うのは、私じゃなくて、
ずっと嫌いだと思ってたアイツ。
教室で喋ってくれるのも、
こんな陰キャに優しくしてくれるのも、
全部シャオロン君だけなんだって、、
*
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アリス(プロフ) - おいもさん» こちらこそありがとうございます！！ (2021年6月25日 8時) (
レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おいも(プロフ) - アリスさん» ﾃﾞｭﾝﾃﾞｨﾝして頂けて嬉しい限りです!!w有難うございます！！！！ (2021年6月25日 8時) (レス) id: d618b2996d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 神作！！！！めちゃめちゃキュンキュンしました！！もういっその事ギュンギュンいやﾃﾞｭﾝﾃﾞｨﾝですよ！！！！(？) (2021年6月24日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おいも(プロフ) - MS.HBさん» あぁぁ……ほんとだ。ありがとうございます。修正しておきました。……バカがバレましたね。 (2021年6月17日 16時) (レス) id: d618b2996d (このIDを非表示/違反報告)
MS.HB(プロフ) - あの、感想とかでは、ないんですけど、四話の題名のスペルが違うと思います!fourだと思います！ (2021年6月17日 16時) (レス) id: 581b6a2e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいも | 作成日時：2021年6月5日 15時
