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「A…？大丈夫か？」
会場へ戻ったらゾムが私の元へ駆け寄ってきた
ゾムには申し訳ないことをしてしまった
『…ゾム……ごめんね。』
「なにがなん？」
『折角ダンス練習したのに……』
するとゾムは私を安心させるかのように微笑んだ
「そんなん気にせんでええって」
私の頭に手を伸ばし頭を撫でようとしてくれた大好きな手、
大好きな手のはずなのに
『あっ……』
私はその手を振り払ってしまった。
なんで？どうして？
分からない。分からない。分からない。
「A、疲れてるみたいやな、ドレス……着替えよか。」
ゾムは私の手をそっ……と、壊れ物を扱うように優しく引いた
私はゾムの手をぎゅっと握った
『ねぇゾム……、ゾムはなんで私を選んだの？』
好きになったの？
という言葉は、今は何故かすんなり出てくることは無かった。
「それは…前話したみたいに、」
『もし、あれが私じゃなかったら、ゾムは私を選んでなかったの？』
そんなことを小さく口にしてﾊｯとした
違う。こんなことが言いたかったんじゃない
私はただ……
『…ごめん、なんでもない。』
それだけ言って私は更衣室へ向かった
帰りの車
行きはこんな大っきいの乗ったことなくて、凄いはしゃいでたのに
今はゾムとほとんど言葉を交わしておらず気まずい。
私が何か言葉をかけるべきか悩んでいると先に声をかけてくれたのはやっぱりゾムだった
「俺な、運命やと思うねん」
私がゆっくり顔を上げてゾムを見るとゾムは続けた
「きっとあれがAだったのは運命やねん。俺は……」
ゾムが立ち上がり私を抱きしめる
距離が近くなったことで自然とゾムの口元が私の耳元に近づく
「俺は、Aが居ない未来も、過去も、考えられへん……ｯ。」
ゾムの顔、見えないな
どんな顔してるのかな
*
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おいも(プロフ) - なコさん» 一応朝顔の花言葉の「愛情」や、青い朝顔の花言葉の「儚い恋」など、色々掛け合わさせてもらいました。お褒めの言葉嬉しいぃぃ！モチベ上がりました！読んでいただきありがとうございます！ (2020年12月6日 2時) (
レス) id: d618b2996d (このIDを非表示/違反報告)
おいも(プロフ) - 鮭鍋eVentさん» 読んでいただきありがとうございますぅぅ！モチベ上がりました！頑張ります！ (2020年12月6日 2時) (レス) id: d618b2996d (このIDを非表示/違反報告)
なコ - あおいアサガオって痣？あ、ヤバイほうこうに頭がいってしまった！すんません。マジでこの作品ええわぁ〜…夢主ちゃんとかちょーかわええし！三角関係？とかシリアスとかいい感じにあって！でも謎が多くて…ほんまに読み甲斐があるいい作品やで…更新頑張って下さい！ (2020年12月5日 23時) (レス) id: 5cc4ee344d (このIDを非表示/違反報告)
鮭鍋eVent(プロフ) - えぇ…？好きですわぁ…。頑張って下さい！主人公可愛… (2020年12月5日 14時) (レス) id: 1d274a3409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいも | 作成日時：2020年10月13日 12時
