第三十話 帰ってきた ページ35
『たっだいまぁぁっ!』
三日目の深夜、私は満身創痍の状態で屋敷に駆け込んだ
「なっ何事ですか…っ?」
寝間着姿の苺くんが目をこすりながら部屋から出てきたので私は彼に抱きついた
「えっ?……A様…?」
『ただいま苺くんっ!』
笑顔なAに対して苺は戸惑いを隠せなかった
あの難題な課題を諦めて帰ってきたのか?
いや、そんなわけない。
A様はそんな性格ではなかった…はずだ
苺は急速に頭の回転を早くして考えた。
そして、
ある結論に辿り着く
「まさか…まさかですけど…鬼を三十匹切ってきたんですか?」
『そのまさかっ!』
笑顔で言ったAを苺は驚いた目で凝視する
……かと思えば、低い声でAの名前を呼んだ
「A様………?」
『は……はい。何でござりましょうっ!』←
Aも明るい顔から一転して何かに気付いたように顔が青ざめた
「ねぇ…この左手の傷…何ですか?」
『こ…転んだの!』
冷や汗をバンバンかきながら答えるA。
その姿は嘘をついていますと顔に書いてあるようなものだったが、鬼のような形相の苺に対して自分で腕を切りましただなんてAは言えるはずがなかった
「へぇ…転んだんですか…」
『そっ!そうだよ!』
「じゃあこの刀傷何ですかっ?」
『えっと……滑った!』←
「滑っただけで刀傷が出来るはずないでしょうがっ!」
『……ごもっともです』←
観念したようにAは両腕を上げた
そこから、苺はAに事情を聞くと激怒し、説教は三時間にも及んだのだった。
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金平糖兎(プロフ) - 紅華さん» 了解しました!納得いかなかったので、ここはもう一回書き直しますね (2019年8月4日 12時) (レス) id: 271afb9c67 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 師匠を観察してみたのところなんですけど画像が見えません。改善していただけませんか? (2019年7月26日 13時) (レス) id: b5a3a3f5a1 (このIDを非表示/違反報告)
とある者 - あの狐さんははなむぐりさんが描いたものです。自作発言ととられかねないので名前は入れましょう。下手したら本当に起こられてしまいます。それとは別に応援してるので頑張ってください (2019年7月24日 16時) (レス) id: 78dce90340 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - おう! (2019年7月23日 23時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - ありがとう!がんばります!・ω・ (2019年7月23日 22時) (レス) id: 5fd05a29f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖兎 x他1人 | 作成日時:2019年6月15日 18時