第七十三話 義勇と戦った ページ13
_________。
ガサッ
木の上から音がして義勇が地面の上へおりてきた
「おい、夜月」
『お、やっと来たんだ。義勇』
「その少年は……?」
そう言って義勇は炭治郎をまじまじと見つめる
『えっとねー…錆兎の継子だよ!可愛いでしょ!』
「…そうか…錆兎の」
錆兎の弟子、と聞いて義勇の炭治郎を見つめる視線が少しだけ優しくなった
「鬼を庇っているようだが、これは隊立違反じゃないのか……?」
かと思えばそう呟いて禰豆子ちゃんに刀を向ける
『………うーん、それは否めないなぁ』←
「ちょっ!Aさん!?そこ!否定するところですよ!」
『…だって、本当の事なんだもん』
そう言って微笑んで、私も義勇に大太刀を向けた
『…でもね、義勇。私の可愛い後輩ちゃんを傷つけることは許さないよ?……絶対に』
「Aさん……」
「伝令!伝令!カァ!本部ヨリ伝令アリ!炭治郎!禰豆子!両名ヲ拘束!本部ヘ連れ帰ルベシ!カァー!カァー!連レ帰レ!連レ帰レ!」
「!」
『……だってさ。義勇』
「炭治郎!市松模様ノ羽織!額ニ傷アリ!竹ヲ噛ンダ少女ノ鬼!禰豆子!連レ帰レ!連レ帰レ!」
『よぉし、禰豆子ちゃんは、箱に入れて背負って連れて行ってあげて!義勇!お願い!』
「え、なんで俺が…」
『仕方ないじゃん!私は大太刀背負ってるし、炭治郎は鬼と戦ってボロボロなんだし!……ま、本部へ行くまでの道で少しは鬼の禰豆子ちゃんと仲良くなるんだね。ただでさえ、嫌われてるんだし』
「……俺は嫌われてない」
『嫌われてるよ〜』
「…訂正する。Aよりは嫌われてない」
『………叩きのめしたろうか。このコミュ障ぼっち』
「…やれるもんならやってみろ」
イラッ
『夜の呼吸!壱の型!闇羽蝶ぉぉぉっ!』
「…Aさん!?挑発に乗りすぎですよ!?」
「水の呼吸……肆ノ型…打ち潮」
「嗚呼もう貴方も!ツッコミが一人じゃ捌ききれない!禰豆子ぉ!起きてくれぇぇぇ!」
・
この戦いはしのぶちゃんが来るまで続いた
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金平糖兎(プロフ) - りんさん» そんなに褒められて照れちゃう(*´ω`*) (2020年4月8日 8時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 絵が可愛い話も面白い(((o(*゚∀゚*)o))) (2020年4月7日 14時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - りんさん» ありがとうございますぅぅぅっ!今、続編を執筆中なので早めに出せるようにがんばりますね! (2020年4月7日 14時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます( ^▽^) (2020年4月7日 12時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - 注意ありがとうございます!直しますね (2020年2月11日 22時) (レス) id: f23abe3579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖兎 | 作成日時:2019年11月1日 22時