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・出会い【3】 ページ11




僕の曲かけが終わり、練習も終わったあと、
すぐにリンクから飛び出した。
さっき転けた彼女を探す。





「帰ったのかな」





トレーニング室にも更衣室にもいなかったため、
諦めて荷物をもち帰ろうとロッカーへ向かうと、






「いた。」





足に大きな湿布を貼った彼女を見つけた。







もう足は大丈夫なのだろうかと当時は彼女の心配を
これでもかと言うくらいしていた。





「あの!」






声をかけるとゆっくりとこちらを見るAさん。






『あっ』





彼女はけんけんをしながら、こちらに向かってきた。
急いで彼女の元へ駆け寄る





「その、さっきの怪我、心配で…」





『怪我?あっ…失礼しました。さっき助けてくださった方ですよね!…全然大丈夫です!
ほら、この通り!』






そう言ってブンブン足を振り回す彼女が
面白くて、おかしくて…それでいて強くて、





「っぷははっ」





僕は思わず笑ってしまった






『えっ?何かおかしいですか?』







そう聞く彼女に






「中々自分の怪我をそうやって陽気に見せる人いないですよ」






と答えると、






『あははっ、えっと、羽生さん…のおかげで、その、大事にならなくて済んだんです。…ほんとにありがとうございました。』



「なんで僕の名前」




「スーツケースのネームプレートを!」エヘヘ





そう、恥ずかしそうに言った彼女の姿に不覚にもドキッとした
平常を取り戻せ、自分。





「…いえいえ、次の大会、頑張りましょう。Aさんの滑りさっきの練習で見てたんですけどすっごい綺麗でした。」






最後にそう一言言って僕は彼女に小さく手を振って
練習場を出た。








━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━
━━━









…っとまあこんな感じ




そのあとは大会とか試合で一緒になることが多くて、
Aの優しくて、強くて、女の子らしい1面を見て、そういうところに惹かれてったっけな。






告白は確か…





『んぅっ、』






「あ、いいとこだったのに。」





『んー?』




「ふふっなんでもないよ。おはよう、A」




『おはよう結弦』









僕のお姫様が起きちゃったから、
告白の話はまた今度。







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yondogn(プロフ) - まりもさん» わわわわ!初のコメント、!嬉しいです(;_;)駄作ですが是非これからもよろしくお願いします。リクエスト、承知致しました!ありがとうございます! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 974e646ada (このIDを非表示/違反報告)
まりも - はじめまして!いつも楽しく読ませていただいています^ ^リクエストなのですが、羽生くんが体調崩して看病されるお話も見てみたいです…!可能であればぜひお願いしますm(__)m (2020年5月1日 16時) (レス) id: 15adfb3783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユモマルン | 作成日時:2020年4月25日 15時

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