魔法使い ×shki ページ21
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3日ほど前からお天気お姉さんだけでなく、色々なメディアで勧告されていた時からなんとなく予想はしていた。
たまたま仕事がなくて、家でゆっくりできるかなと思っていたんだけど、
「･･･っあぁもう、なんなんだよ、、」
怒涛の映画の番宣の仕事を頑張って、束の間の休みだというのに巨大な台風がもってきた低気圧のせいで、偏頭痛持ちの俺の体調は最悪
なにもする気力が湧かない。もう、起き上がる事さえダルい。誰か助けて。そう思った瞬間、1人の顔が浮かんだ。
恋人らしく、あいつに電話して助けを呼んでみようかな。･･･いやいやでも、たかが偏頭痛じゃんって思われるかもしれない。もういいや、このままもう一眠りしてしまおう･･･。
うつ伏せのまま、そんな考えがチラついた瞬間ピーンポーンとチャイムが鳴った。
ああごめんなさい宅急便の方･･･居留守使わせて頂きます･･･。
2回目のチャイムにも心の中でごめんなさいをして目を閉じた。あぁくそ、寝たいのに眠れない･･･。
なんてモヤモヤしていたら、玄関の鍵がガチャと音を立てた。
あれ、もしかして──────？
「しょおー？いるんでしょー？」
ああ、やっぱりそうだ。ついさっき俺が助けを求めようとした、恋人の声がリビングから聞こえる。ねぇ早く、俺を見つけてよ。
相変わらずうつ伏せのまま、顔だけ扉の方に向けると、控えめに空いたドアから顔だけ覗かした恋人と目が合った。
「あ、やっぱり。」
「･･････かぃ、と、」
少し肩を濡らした海人がズカズカと俺の近くに寄ってきてストン、と座った。
雨やばかったでしょ？とか、なんで来たの？とか、とにかく聞きたい事はいっぱいあったけど、ぼおっと海人の顔を見ることしか出来なかった。
「いつ起きたの？」
「･･･わからん」
「ご飯は？」
「食べてなぃ、」
「偏頭痛でしょ？今日は一段と酷いんだろうなと思ってたけど、予想以上だったなあ」
「･･･だから、きたの？」
そう聞くと、紫耀が俺に会いたいって思ってるだろうなあ、と思ってね。と濡れた上着を脱ぎながらいたずらっ子のような笑みを浮かべて言った。
え、なに？俺の心読めるの？
･･･いや、言うのはやめておこう。
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うづこ(プロフ) - satsumaimo1995さん» satsumaimo1995ｻﾝはじめまして^^ わぁありがとうございます！続編は考えていませんでした(笑)検討してみます！ありがとうございます！ (2020年4月6日 22時) (
レス) id: f20b9b224c (このIDを非表示/違反報告)
satsumaimo1995(プロフ) - 初めて作品読ませていただきました！過去作も今から読みに行ってきます〜^^主演男優賞の世界の、部活引退した後とかの話読んでみたいです、復活するのかそのままなのか、はたまた別れた理由をカイちゃんが知っちゃうとか… これからも更新楽しみにしてます！ (2020年4月5日 20時) (レス) id: 0a8e78817c (このIDを非表示/違反報告)
うづこ(プロフ) - 音奈 きらりさん» きらりｻﾝはじめまして。私もすっかり昼夜逆転してしまいました(笑)。ほんとですか･･･ありがとうございます･･･。 (2020年3月30日 22時) (レス) id: f20b9b224c (このIDを非表示/違反報告)
音奈 きらり(プロフ) - コメントはじめまして。いつも読ませて頂いてます。今宵は、眠れずに徘徊中（単に昼寝しすぎただけ笑）です。えー！消さないで〜。短くてもまとまってるし、素敵ですよ。 (2020年3月30日 4時) (レス) id: ba403501a5 (このIDを非表示/違反報告)
うづこ(プロフ) - もこさん» もこｻﾝはじめまして^^ えぇ･･･！すごい励みになりますコメント下さりありがとうございます！頑張ります！ (2020年1月25日 20時) (レス) id: f20b9b224c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うづこ | 作成日時：2019年5月27日 2時
