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その瞬間
オッパの匂いに包まれた
あたたかい。
気持ちいい。
好き。
「…オッパ、ごめんなさい」
「…なにが」
抱きしめてくれながらでも、背中をさすってくれる
「…昨日、見たの」
「見たって、なにを？」
「…お、オッパが、綺麗な女性の人と、
ジュエリーショップに入って行くところをっ…。」
-----ビクッ
「…あー…」
「…オッパ、だから、ありがとう。」
私、ちゃんと笑ってるかな？
泣いてしまったけど、笑顔でいれてるのかな？
「…泣いてるくせに笑うな」
「…うん。」
「…A、多分お前、勘違いしてる」
うん。
「…え？」
「確かにジュエリーショップに行ったのは本当。
でもあれ、俺の姉ちゃん
似て、美人だから、よく間違われる
でも買ったものは
A、手出してみ？」
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作者名：sei | 作成日時：2016年10月6日 0時
