EXO's short storys (ページ22)

今日:14 hit、昨日:2 hit、合計:107,395 hit

･ページ22

･

コイツ、誰のせいでこうなってるのかわかっていってるのかな？

ぶっとばそうか

「ねぇ、聞いてんのー」

聞いてますけど、

「教えてあげようかって言ってんだけど」

絶対無理だから、あんたが彼女とわかれたとしても

明日放課後、絶対呼び出しくらうから

絶対に

そうなったら、いい加減殴らせてもらおう

「おい、人の話を聞けー」

「うるさい！」

「Aが俺の話聞いてないからだろ～」

「だからって、耳元で話さなくてもいいでしょ！」

「えー、なに、顔赤いよー？照れてんのー？」

「ちょっ、うるさい！近づくなっ座れ！」

「やだ」

やだって、もう、

心臓ドキドキして辛い。

いきなり耳元でなんて、ずるい。

ビョン･ベッキョンばかやろう。

「…おまえ」

な、なによ。

「わざとしてんの？」

「…は？」

「その顔、わざとしてんのかって聞いてんの」

その顔ってどんな顔よ。

「絶対そんな顔、俺以外に見せるなよ」

目を離さず真顔で言うから

顔が熱くなる。

「ど、どういう意味よ！」

「わかんねぇのかよ」

わかるわけないじゃない。

･