EXO's short storys (ページ14)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:107,394 hit

･ページ14

･

洗い物は後からでもできるよね

ササーっと泡がついた手を水でながして

タオルで拭いて

腰に回る手を少し浮かせて

「A？」

ギョンちゃんと向かう合うように立ち直す

目がくりくりしちゃってる

あんまり行動に表したことないからびっくりしちゃったかな？

ギョンちゃんの腰に手を回す

「どうしたの？珍しい」

「ギョンちゃんこそ、どうしたの？珍しい」

んー。

と言いながらまた手を回してくれる

ギョンちゃんは私より10cmくらい高い

だからこうやって抱きつくとギョンちゃんのかわいいお口が私の耳元にくる

今日お仕事大変だったのかな？

「…A」

「ん？どうしたの？」

「…ううん、ありがとう」

「ふふふ、いきなり？」

「うん」

「ギョンちゃんもありがとう」

「どうして？」

「ギョンちゃんもお仕事あるのに早く起きてお弁当つくってくれて、ご飯も作ってくれて、お仕事大変なのに私より早く帰ってきてくれて」

「そんな事、当たり前だよ」

「当たり前なんかじゃないよ？
ギョンちゃん、ギョンちゃんは本当にいいお嫁さんになれるよ？」

「…だから」

それはないよ、と耳元で笑い声が聞こえた

「でもね、ギョンちゃん」

「ん？」

･