第48話：決心 ページ25
ｲﾙｷﾞ「もう動いて平気なんですか、姫様。」
貴「ええ、心配かけてごめんね。」
ｲﾙｷﾞ「いえ…。」
そういえば、ユンどこだろう…。
あ、いた!
ユンは滝の近くにいた。
貴「ユン!」
ﾕﾝ「A…。何?」
貴「ユン…、よく旅立つ決心したね。
ユンならずっとイクスとここで暮らしてると思った。」
ﾕﾝ「…俺だって最初はそうだった。
俺が旅に出たらイクスはきっと何もできない。
イクスは俺がついてなきゃだめだから…。」
確かに、イクスを一人にしたら危ないかも…ｗ
ﾕﾝ「でも、俺…決めたんだ。旅に出るって。
さっきだって、イクス、転びそうだったのに転ばなかったんだよ!
イクスはもう…大丈夫だって思った。」
…イクスが転ばなかったなんて…信じがたいな←
貴「ﾌﾌｯ」
ﾕﾝ「な、何さ!///」
貴「ううん。…ユン、嬉しそうだなって。」
イクスの事を話しているユンはすごく楽しそうだった。
ほんとにイクスが好きなんだな…。
ﾕﾝ「それに…俺、自分で天才とか言ってるけど…。
実際、知識だけ。俺、本当は何も知らないんだよ…。」
貴「…そっか…。」
ﾕﾝ「あ、そうだ。」
ユンがポンッと手を打った。
ﾕﾝ「これ、Aに。」
ユンは私に服を差し出した。
貴「え…これ…。」
ﾕﾝ「その服、ボロボロでしょ。俺が新しいのを作ったの。
…お姫様が着るような豪華なものじゃないけど…。
少なくとも、そっちよりはいいでしょ?」
貴「ありがとう!!ユンすごーい!!」
ﾕﾝ「別に…///」
すごい嬉しい…。
ユンがこんなの作ってくれてたなんて…!!
〜〜〜
久しぶりの更新ですねー…。
あ、たくさんのお気に入り/評価 ありがとうございます＞-＜
お気に入り50とか…ありえん←
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作者名：琥珀 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/adfsi/
作成日時：2015年4月6日 9時
