＊２＊スウォンの妹は四龍の敬慕【暁のヨナ】 (ページ11)

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第34話：発見ページ11

ｲﾙｷﾞ「どの辺か…わかりますか。」

貴「うーん…そこまでは…。」

ﾕﾝ「……よし、手分けして探そう。」

ユンが提案した。

ﾕﾝ「俺はあっちのほう行くから、二人はそっち。」

ｲﾙｷﾞ「りょーかい。姫様、行きますよ。」

貴「うん。」

イルギは私の手を取った。

貴「イルギ…?」

ｲﾙｷﾞ「……はぐれたら困るから。」

…珍しい。

ｲﾙｷﾞ「いねーなぁ………。」

貴「うん…。」

ｲﾙｷﾞ「崖から人が落ちたって…本当なんだか(ﾎﾞｿ」

ユンSIDE

ｲﾙｷﾞ「はぐれたら困るから。」

何だよ、はぐれたら困る…って!!!!

限度ってもんがあるでしょ、限度ってもんが!!

……。

ﾕﾝ「はぁ…。」

俺、何イラついてんだ?

ﾕﾝ「…落ちたって人、探そ。」

貴女SIDE

貴「イルギ～いたー?」

ｲﾙｷﾞ「いませ～ん;;;」

……じゃあ私が見たのはただの…

ﾕﾝ「A!イルギ!!いたよ、いた!!」

ユンの声がした。

ｲﾙｷﾞ「よし、行きますよ。」

貴「うん。」

私はユンのしたほうへ走っていった。