私のブラック本丸更生日記 (ページ34)

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『それなりに大きな事故だったから、ニュースにもなっててね？マスコミが特に酷かったよ。何にもやる気が起きなくて、ずっと学校休んで。一睡もしてなかった。親族もいなかったからお葬式もやってない。そんな時に柘榴さん達と出会って、審神者になろうと思った。お給料も高いから、いつか二人のお葬式....出来なくともお仏壇は建てたいなって』

少し小っ恥ずかしくなって、顔が熱くなる。

『まあ、そんなに簡単な仕事では無かったけれどね。前任が彼等にした事は、到底許せる事では無いよ。
許してもらおうだなんて、図々しい事この上ない。だから私は許してもらおうとは思っていないよ。
....せめて、彼等が今まで味わえなかった幸せを、味あわせてあげたいんだ。この先も、ずっと。だから先ずは強くならなくちゃ。
今までは歌仙や一期が使わせてくれてたけど、もう甘えない様にしないとね。
あ、それでね、今、政府に頼んで私だけの刀剣を作って貰ってるんだ！戦国時代の有名な刀工さんに依頼したらしくて、打刀と十文字槍の二本を、別々の刀工さんに頼んでるみたい。楽しみだなあ』

まだ見ぬ私だけの刀と槍に思いを馳せ、ウキウキとしながら続ける

『やっぱり打刀は安定して使えるからね。十文字槍は、「突けば槍、薙げば薙刀、引けば鎌」汎用性が凄く高いし、脳死で振り回しても敵が斬れるから脳筋の私でも使ってて楽しいんだ！十文字槍はあんまり知らなかったけど、やっぱり刀剣って無駄が無い、洗練された武器なんだなぁって思うよ！』

パタパタパタッ

『お？.......！？』

また新しい鳥(子)が来たのかな？と思ったら、ふわふわなものが私の頬に触れてきて、振り向くと

『っし、シマエナガ.......！！！！』

言葉で形容できない喜びと感動。思わず両手で掲げて崇める

『はわわわ.....な、撫でてもよろしいですか...？』

思わず敬語で話してしまいながらも、人差し指の背を向けると、すりすりと寄ってくる

『ｯｱ』

もふもふふわふわ.....真っ白な体毛と黒い翼、小さくて真っ黒なクチバシと目.....そしてこのまんまるなふぉるむ！！正直言って私はシマエナガの奴‘隷と言っても過言ではない(過言)位にシマエナガが大っ好きなのだ、！！所謂一目惚れというやつなんだが、もう愛しすぎる
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もう大体誰か分かっているでしょう！！
取り敢えず霊力で上手い事やってるって思って下さい
シマエナガ愛してる