私のブラック本丸更生日記 (ページ26)

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歌仙「彼女の手入れを受けられた事は妬ましいけどね」

幼い子供のように頬を膨らませ、拗ねた表情をする歌仙。彼は通常個体より髪が長く腰まであり、性格も少々子供っぽい。所謂個体差という物だ。

一期一振はそんな歌仙を見て、小さく吹き出す

小夜「歌仙、政府から食器が一式届いたよ」

大きな箱を抱えた小夜が、とてとてと駆け寄ってくる

歌仙「嗚呼、また柘榴殿か。ありがたいね」

一期「離れの食器類は全て割れていましたからね。昨日も届いていましたが(笑)」

歌仙「さあ、主が帰ってくるまでに昼餉の準備を済ませてしまおうか。お小夜、手伝ってくれるかい？」

小夜「任せて」

『ただいまー！』

しばらくすると玄関の方から暁月の元気な声が聞こえ、小夜が迎えに走る

『お〜！良い匂い』

砂だらけ擦り傷だらけの暁月がひょこりと顔を覗かせる

一期「昼餉は天麩羅(てんぷら)うどんですよ」

歌仙「君は早く着替えて来た方がいいよ。砂だらけじゃあないか」

「はーい」と片手を上げて洗面所に向かっていく暁月。その手にはしっかりと太刀が握られている

それを見てまた頬を膨らます歌仙。

歌仙「(羨ましい.....)」

一期「(またプクってしてる....)」

これを暁月が知れば奇声を上げながら悶える事だろう。彼女は今や刀剣達ガチ勢と化している。

『さあ、だいぶ霊力も回復したろうし。とうとう長物組の顕現をやろう！』

最初は薙刀。両手に持って霊力を込め、桜吹雪舞う

静形「薙刀、静形だ。銘も逸話も無いが、そういったものはこれから作ればいい。よろしく頼むぞ、主」

静形薙刀。名も無き静形の集まりとして実装された薙刀であり、主に実戦用として扱われていた

『.....でかい！！』

因みに静形薙刀は195cmだ

静形「あ、主ぃ、俺には触れない方が良いぞ....壊しかねん...」

握手しようと暁月が手を差し出せば、遠慮がちにそう言って拒否する静形。しかし

『.......人間そんなにヤワじゃない！！』

そう言って静形の手を取って無理矢理握手する暁月。
そんな暁月を見てか、無駄だと悟った静形は、暁月を誤って壊してしまわぬよう力加減の練習をしようと決意するのだった
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注意ここから先は刀剣乱舞無双の面影さんが出て来ます。作者ハピエン勢なので！面影さんの小説少ないし！嫌って人は回れ右！！