私のブラック本丸更生日記 (ページ22)

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その後なんだかんだで無事(？)本丸へと戻った。

小夜「顕現の続き？」

『そうだね。休んでる間にも霊力は回復しただろうし、後二、三本顕現して、明日に回すよ』

離れへの道を歩きながら、小夜と会話する

『小夜ちゃんと歌仙には兄弟、いる？』

小夜「......兄様が、二人」

彼らがいつから閉じ込められていたのかは知れない。しかし、必ず帰りを待つ人はいる筈だ。小夜ちゃんにはお兄さんが二人。江雪左文字さんと宗三左文字さん。歌仙には、同じ兼定の、新撰組の刀。和泉守兼定さんがいるらしい

『なら、全員顕現し終わったら会いに行くといいよ。お互いずっと会いたかったでしょ？』

歌仙「！...いいのかい？」

小夜「でも、そうしたら主を護衛する刀が....」

『そんな事気にしなくていいよ。家族に会えない寂しさは、よく分かるから』

歌仙「.....分かった。君がそう言うのならそうしよう。けれど、見ず知らずの刀にホイホイとついて行ってはいけないよ？何かあったら大声を出して逃げる事。いいね？」

『ははは、分かったよ』

まるで母親の様に、人差し指を立てて注意する歌仙。
離れに着き、先ほどの脇差を手に取り顕現する

にっかり「僕はにっかり青江。元は大太刀の大脇差さ。今世の主は放置するのが好きなのかい？....顕現の事だよ？」

知ってるよ。言わなくていいよ

『改めて宜しく。審神者の暁月だよ』

青江と握手をして、次の打刀を手に取って顕現する

狐「やあやあこれなる((鳴狐「狐、自分で言う。鳴狐。よろしく。主」

肩に乗っていた狐の口上を遮って、自分で挨拶をしたのは鳴狐。普段は自分で喋らないのかな？

『よろしくね、鳴狐。そのお面カッコいいね』

褒められたのが嬉しかったのか、なっきーは顔を赤らめながら握手した。.....かわいいなこの子

『残りは太刀と長物になった。区切りもいいから今日はここまでにしよう。日も落ちて来た事だし、夕飯だ。歌仙は私の手伝いをしてくれ。他の子達は、各々風呂に入るなり自由にしてくれ』

最後に、残りの刀剣達に「また明日」と伝えて、顕現部屋(仮)を後にした。夕飯は、お供狐の強い要望により稲荷寿司である

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