私のブラック本丸更生日記 (ページ19)

今日:27 hit、昨日:31 hit、合計:47,489 hit

19 ページ19

え、かわいい。何この子、ちょっと目つき悪い所とか、ものすごく愛おしい

こんのすけ「な、なんと！本当に顕現できるとは！は、それならば、他の刀剣も.....？」

ああ、確かに可能性はあるね。でもまずは

『まずはこれでチュートリアルはクリア出来たでしょう。こんのすけ、殺さない程度に痛めつけてきて』

こんのすけ「流石に私では非力すぎます」

小夜「なら僕も行くよ。その人の主に対する扱いは許せない」

「主が望むなら復讐を」ってこの子怖あい。うっかりコロッとやっちゃいそう。短刀は舐めたらアカン

『まあまずはこんのすけに頼むよ。こんのすけ。柘榴さんっていう役人さんにまず掛け合って。この手紙持ってね。あの人の地位は分からないけど、少なくともアイツよりは高いはずだから』

こんのすけに、これまでアイツが送って来たメモを証拠として渡す

こんのすけ「了解しました！行ってまいります」

ドロンと煙を巻いて姿を消したこんのすけ。どうやら大丈夫だったようだ。
ん？そういえば...

『小夜くんさっき「やっと」って言ってなかった？』

小夜「小夜でいいよ。僕たちは顕現が解けた後も意識があったんだ。と言っても、最初に手入れされた時から、だけど」

『へぇ〜.....ん？』

と言う事は、私が手入れしながら喋ってた内容も？？

私はその場でうわああああと蹲り、小夜ちゃんが「大丈夫？」と顔を覗き込む。なんだこの天使

『大丈夫大丈夫....取り敢えず他の子達も顕現しなきゃね〜』

小夜「分かった....霊力が切れそうになったらすぐに辞めてね」

立ち上がった私の服の裾を握って心配そうに上目遣いでみてくる小夜ちゃん。うわ好き
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『さて、まずどの子を顕現しようか....小夜ちゃん、誰がいいとかある？』

小夜「えっと、まずは打刀とか、脇差にしよう。顕現する為の霊力は、刀が小さい程少ないから」

ほうほう成程....なら、一番最初に振るったこの子にしよう
刀を手に持ちさっきと同じ様に霊力を込める。すると、小夜ちゃんの時と同じ様に桜吹雪が

歌仙「僕は歌仙兼定。雅を愛する文系刀さ。やれやれ、いつまで待たせるつもりだったんだい？」

桜吹雪が収まると、紫髪の綺麗な男の人がいた。刀に文系とかあるんだ.....