私のブラック本丸更生日記 (ページ18)

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暁月 side

ー一週間後ー

この本丸に来て早一週間。変わった事といえば薬研さん、基薬研に、主と認められた事くらい。出陣も慣れ、長物も扱えるようになった。槍楽しい

こんのすけ「暁月様ーーー！！！」

本丸へ戻ると、こんのすけが駆けてきた

こんのすけ「政府よりっ！食料が届きましたぁ！！」

『誠か！？』

びっくりしてちょっと変な言葉使いになっちゃった....
やっと食料が！ここ一週間、本丸の野草や山菜を食べて来た。チュートリアルが終わっていないので、私もこんのすけも本丸から出られず、万屋に買いにも行けなかったからね

『.....』

こんのすけ「......」

『.....ねえこんのすけ』

こんのすけ「.....なんでしょう」

『これ本当に”一か月分“の食料と食費なんだよね？』

こんのすけ「.....その筈です」

くっそ私の目が狂ってる訳じゃ無かったか。
なんだよ缶詰3個とコンビニ弁当二つって

『食費も千円しかないし。あれか？あいつ一人暮らしした事無いんか？？実家暮らしで親の脛齧り尽くしてんのか？？？』

こんのすけ「流石にこれだけじゃあ一か月乗り越えられませんね....」

『ねえこんのすけ、チュートリアルって何すればいいの？』

こんのすけ「え？えっと、出陣と手入れ、鍛刀と、この位でしょうか」

『鍛刀ってさ、既存の刀剣を顕現してもやった事になる？』

こんのすけ「え？お、おそらくは....？」

私は懐から短刀を取り出した

『この子刀剣男士か分かんないけどさ、顕現してみる価値はあるよね？』

こんのすけ「！もし刀剣男士だとしたら、チュートリアルはクリア出来ますね！初日に手入れは完了していますし、出陣も、暁月様が自分でやられておりますし。チュートリアル鍛刀は短刀なので、条件も揃っております！」

互いに顔を合わせて頷き、短刀に霊力を込める。
すると、短刀は光を放って、同時に桜吹雪が舞う。
私はあまりの眩しさに目を瞑った

小夜「僕は小夜左文字。やっと顕現してくれた。よろしく、主」

子供の声が聞こえて目を開けると、青い髪の、大きな傘を背負った男の子がいた