私のブラック本丸更生日記 (ページ12)

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こんのすけ「池に飛び込むなんて馬鹿じゃないですか！？」

部屋に戻るとこんのすけがいて、びしゃびしゃの私を見て大慌てののち訳を話すと怒鳴られた

こんのすけ「全く、風邪ひいたらどうするんですか！？お札作って霊力切れてる状態なんですから、もう少し安静にしていてください！」

イーッと私の髪をタオルで器用に乾かしながらお説教される

『あ、そうそうこんのすけ、この刀剣達の名前知らない？』

壁に立て掛けてあった刀剣を抱えて床に並べる。

こんのすけ「いやー....分かりません」

『こんのすけなのに？』

こんのすけ「こんのすけなのにです」

『政府所属の管狐なのに？』

こんのすけ「政府所属の管狐なのにです」

『何故？？？？』

こんのすけ「それは私が新人だからです！本来管狐は、審神者のナビゲーションする役回りですが、私は受けるはずだったこんのすけ用の研修も無しにここに配属されました。そしてビビってずっと篭ってました」

『馬鹿？』

こんのすけ「ですので刀を見ても名前が分かりません！刀種しか！」(男士なら見れば分かる)

『刀種は私でも判るわ』

思った以上に詰んでる。絶望しかない

『はぁ〜、取り敢えず出陣しよ』

こんのすけ「何がどうしてそうなったんですか！？ダメですよ！？絶対ダメです！！」

太刀を持って立ち上がるとこんのすけが右脚に纏わりついて引き止める

『仕方ないじゃん！任務こなさないと給料も食料も支給されないんだよ！自給自足も種も無いし家畜もいないし何より時間かかるし！』

こんのすけ「だからって貴女が出陣する必要は無いんですよ！？」

その後もこの攻防が一時間続いた(デジャヴ)

ー一時間後ー

こんのすけ「いいですか！？絶対、絶ーー対！危険と判断したらすぐ戻ってきてくださいね！？検非違使が出てきたらすぐに逃げて下さいね！？」

『うん分かった』

こんのすけ「ホントのホントですね！？」

『うん分かった！！！💢』

しつこい！！！

持っていく刀は短刀と打刀。太刀じゃ無いのかって？私も思ったんだけどね、思ってたより重いんだ太刀。流石にぶっつけ本番で危ない橋は渡らないよ

『それじゃあ行ってくるよ』

ゲートを操作してスイッチを押す。するとパアアアアッと光って門が開く。門の先は歪んでいて見えない。
深呼吸をして、ゲートを潜った。