8話 ページ8
「参列者の皆様、おいでませ。葬儀屋のAAです」
今日も今日とて昼雑談を始める。今日の私は機嫌がいい。何故ならこの配信を終えた後、めるとと一緒にアフタヌーンティーに行く約束をしているからだ。なにやらクマさんがモチーフの大変可愛らしいお店を予約してくれているらしく、私はそれを非常に楽しみにしていた。
といっても、身バレが怖いのでリスナーにそんな話はできないが。
そんなこんなで配信を終え、スマホに目をやるとめるとから数件の通知。どうしたのだろうと目をやると、そこには衝撃の内容が書かれていた。
倉持『ごめん、風邪ひいた』
倉持『楽しみにしてくれてたのにごめん！』
倉持『配信ご機嫌じゃん！ホントにごめん😿』
倉持『代理呼んだ！』
倉持『楽しんできてね！！』
めるとからの連絡に、少しだけガッカリする。私が楽しみにしてたのはお店も勿論だけど、めるととのお出かけだったんだけどな。そんなことを考えながら「ありがとう、お大事にね」とだけ返信をする。
さて、代理が誰なのか知らないが待たせるわけにはいかない。私はのぞみ辺りかなと勝手に思いながら急いで駅に向かい、電車に飛び乗った。
駅に着くと、私は踵を返しそうになった。
帽子を被って髪を結って目立たないようにしているが、そこにはどう見ても見覚えのある薄紫がいるのだ。慌てて星導に「今まさかと思うけど原宿にいないよね？」とLINEを飛ばす。
星導『いるから早く来て』
星導からのLINEをみて絶望する。今から表参道のオシャレなアフタヌーンティーに行くんだぞ。こんなのデートじゃないか。
両想いのときでさえ起きなかったイベントに心臓が高鳴る。めるとの奴、何を考えているんだ。これがお詫びのつもりか。
慌ててめるとに抗議の連絡をいれようとスマホを見つめていると、ふと視界に影が差す。顔を上げると、そこには先程遠目に眺めた薄紫がいた。
星導「なにしてんの」
「そっちこそ。これからどこ行くかわかってる？」
星導「なんかAと一緒に、美味しいデザートが食べられるって聞いてきたんだけど」
なんだ、その言い方は。ずるいじゃないか。まるで私と出掛けるのを楽しみにしていたみたいな言い方だ。目当ては美味しいデザートの癖に。
「しょうがないか…ほら、行くよ」
星導「はーい」
よくよく考えたら星導の隣を歩くのは卒業以来で、なんだか凄く緊張してきた。
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よもぎもち(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！彼を推してる方に好きって言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいです！今後も頑張りますね！ (12月26日 0時) (
レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 小悪魔時代の推しもタコの推しも狼くんも全員まとめて摂取できるのありがたいです…💕全部かわいくて日々の癒しになってます！更新も大変だとは思いますが、応援させて頂きます✨✨すきです (12月26日 0時) (レス) @page12 id: 93744aa2ce (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - asutaronpo_0822さん» ありがとうございます！デビュー前の話をするのは賛否あるかな…と思ってたので、好きと言ってもらえて嬉しいです！ (12月19日 9時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - 緋彩さん» Twitterで予告していたのですが、ついに書き始めました…！待っててくださりありがとうございます！頑張りますね！！ (12月12日 15時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
緋彩(プロフ) - わ、ついに！きましたかこれ！！ありがとうございます！待ってました！頑張ってくださいね (12月12日 13時) (レス) @page5 id: 52cf1f8b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎもち | 作成日時：2023年12月11日 20時
