本物みたいに ページ24
@皆子A
皆ー!お待たせー!
にじぱぺっとvol.8に私がいるよー!
いっぱい写真撮ってねΣp[【◎】]ω・´)
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@aaa
待ってたよー!!
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@bbb
しぃしぃのぱぺと並べるね!
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サンプルでもらった自分のパペットと、唯華のパペットを並べて写真を撮る。唯華を追いかけてバーチャル入りした自分が、こんな風に唯華と並んでるのを見ると堪らない気持ちになる。
唯華と二人で歌ってみた出そうねって話にもなってるし、少しでも唯華に近付けたなら嬉しいな。
そんなことを考えながら、ふと思い付いて戸棚を漁る。実は唯華ぱぺが寂しくないようにと、ゲーマーズのパペットは揃えて買っていたのだ。閉まっておいた葛葉のパペットを取り出し、自分のパペットと並べて写真を撮る。
すると、上手く座れなかったのか葛葉のパペットが私のパペットの方にコテンッと倒れ、葛葉が私を押し倒してるみたいな態勢になった。
「本物の葛葉みたい。そのまま噛み付かないでよ?」
そう言って笑うと、いつの間にか背後に立っていた本物の葛葉が「ドーン」と言いながらパペットと同じようにのし掛かってきた。
「葛葉?!起きたの?!」
葛葉「んー。久々に昼まで寝たわ」
最近は多忙を極めている葛葉。昨日も配信を休んでうちにきたはいいものの、夜中まで打ち合わせをしていたり、KZHCUPに向けて行われている練習配信を見に行ったりしていた。
葛葉「んで?なに可愛いことしてんの?」
「いや…せっかくだからと思って…」
なんだか無償に恥ずかしくなって頬をかく。唯華のグッズと撮ってるところは本人に見られても何も恥ずかしくないのに、葛葉はなんか恥ずかしい。
葛葉は私を押し倒した態勢のまま、私の首元に顔を埋める。「そのまま噛み付かないでよ?」とパペットに言うのと同じように告げると、「んー」と生返事が返ってくる。
葛葉「うまそうな匂いする」
「ちょ、血吸わないでね?!ただ噛むのと比じゃないくらい痕残るんだから!」
葛葉「うるせぇ」
葛葉は私の口を塞ぐようにキスをする。間抜けにも開いていた口には舌が入り込んできて、口内を蹂躙していく。
葛葉の手が私のシャツの中に入り込んできた、その時。
ブーッブーッブーッ。
スマホのバイブが鳴り響く。葛葉は「あーもう!」と言いながら起き上がり電話を取った。
ビックリした、食べられちゃうかと思った。
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よもぎもち(プロフ) - めめさん» ありがとうございます!大変モチベーションになります!!続きも頑張りますね! (2月12日 18時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
めめ - めっちゃ好きですこの話!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2月12日 17時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎもち | 作成日時:2023年11月13日 19時