ツチノコにょっきっき ページ11
あの手繋ぎ事件(?)から数日。お互いに忙しくて、みとうやの二人には会っていない。特に質問責めのディスコードも来てない。思いの外平和だ
…もしかしたら、葛葉宛にLINEしてるのかもだけど。
にじフェスでどうせ会うから、そのときに色々聞かれるのかな。広めたりする人達ではないから大丈夫だとは思うけど、色々考えてはしまう。
葛葉、美兎委員長とも剣持とも仲良しだからなぁ。遅かれ早かれではあったか。
そこでふと、気付いた。
葛葉って意外と仲良しさん多い…?
比べて私、全然友達いなくない?!
「これは由々しき事態ですよ」
瀬戸「別にいいんじゃない?」
小野町「まぁコラボとかそんなにしてる印象はないね」
こんな他人事のように話してる同期2人だが、彼女らも超仲良しの後輩がそれぞれいるし、美夜子はfps、春香は野球関連でコミュニティを築いているのを知っている。
「私…なんにもない…」
小野町「そんなに気にしなくても大丈夫だよ!」
瀬戸「友達なんていなくたってなんとかなるよ」
「いやだ!!友達欲しい!!」
とはいっても、私はfpsをやる系のゲーマーではなく、咲ちゃん同様に任◯堂系のゲームを主としている。箱外はもちろん、箱内ともあまりコラボ等をしていないのだ。
思えば私が仲良い相手は、同期とゲーマーズと緑仙とチャイカさんと剣持。つまり同期以外は皆、唯華関連の人物なのだ。
小野町「もっと公式番組とか出なよ。登録者数も多い方なんだから、声はかかってるでしょ?」
瀬戸「Twitterとかで絡んでみたら?」
「人見知りで……」
瀬戸・小野町「「んなこと言ってるからだよ!!」」
葛葉だって人見知りなはずだったのに、気がついたら克服して置いてかれていた。このままじゃいけないとは思いつつ、どうしたらいいのかわからない。
小野町「麻雀でも始める?コラボ増えるよ」
「麻雀…美夜子が葛葉に貢いでたイメージしかないわ」
瀬戸「忘れろ!そんな1年近く前のこと!」
確かに麻雀なら美夜子も春香もやってるし、アリかも。
「うーん、そしたらルールとか教えてくれる?」
瀬戸「何も覚えずに一旦麻雀杯出るのもアリじゃない?」
「あー、敢えてミリしら麻雀するかぁ。そろそろ応募〆切だよね」
スマホでslackを操作し、その場で参加表明を送る。
私は知らなかった。ライバーからも事務所からも視聴者からも、私がツチノコ扱いされていることを。この麻雀杯への参加が大きな分岐点となることを。
909人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よもぎもち(プロフ) - めめさん» ありがとうございます!大変モチベーションになります!!続きも頑張りますね! (2月12日 18時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
めめ - めっちゃ好きですこの話!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2月12日 17時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よもぎもち | 作成日時:2023年11月13日 19時