可愛くない先輩 ページ6
叶「遅かったね、お帰り」
「迷子の新入生を保護していたら遅くなりました、すみません」
緑仙「ふーん。てっきり明那とイチャついてるのかと思った」
三枝「うわ、邪推やめてもらえます？嫉妬っすか？」
樋口「こら、式典前にバチんな」
叶「迷子ね…男子？女子？」
樋口「そっちも邪推すんねや」
今日も我らが生徒会は喧しい。
叶先輩的にはアレか。楓先輩が会計から副会長に昇格したから、イキのいい新入生が気になるところか。サンゴちゃん、生徒会入ってくれたら最高なんだけどな。
もしくはもう一人くらい新入生が入って、私は御役御免にならないかな。
そんなことを呑気に考えていると、スマホのバイブが鳴った。
この音はLIMEのメッセージだと気付きながらも、優等生たるもの式典前にスマホを弄るなど言語道断だと思いスルーする。
しかしそんな私の思考に抗うかのように、スマホは鳴り続けた。
もういっそミュートにしてやろうと、１年生の入場状況を横目にスマホをこっそり開くと、葛葉先輩から鬼LIMEがきていた。
『起こせって言ったろ』
ヤバイ、忘れていた。
今日の入学式の運営スタッフは、基本的に生徒会と有志のボランティアで成り立っている。ボランティアといっても、小夜ちゃんのように自主的に取り組む生徒もいれば、「何か」をやらかしたペナルティとして参加する生徒もいる。葛葉先輩は後者だ。しかも、叶先輩からの直々のお達しらしい。何をやらかしたか等は、ヤンキー界隈に関わりたくない私には知ったことではないが、この入学式をサボれば更にキツイ罰則が待っているため、葛葉先輩に「当日の朝に起こしに来い」と命令に近いお願いをされていたのだ。
というか、幼馴染なんだから叶先輩に頼めばいいのに。
「LIME、誰から？」
そう言いながら叶先輩が当然のようにスマホを覗き込んでくる。プライバシーをくれ。
叶先輩は葛葉先輩からのLIME画面を見ると、「ふーん」と小さく呟いた後に微笑んだ。
「葛葉に、あとで生徒会室くるように僕が言ってるって伝えて」
ごめんなさい、葛葉先輩。
いや自力で起きろよって話だが。
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よもぎもち(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！恋愛に発展するように頑張ってみますね！ (11月11日 11時) (
レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します。私2j3jの人達全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (11月11日 10時) (レス) @page2 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - きささん» リクエストありがとうございます！fwさんですね、かしこまりました！ (7月17日 21時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
きさ - よもぎもちさん» 返信ありがとうございます。リクエストなんですけど、fwさんとの絡みがみたいです‼ (7月17日 21時) (レス) @page23 id: 9659c34de0 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもち(プロフ) - きささん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃモチベになります！！楽しんでもらえるよう、頑張って続き書きますね！ (7月17日 11時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎもち | 作成日時：2023年7月12日 15時
