超合同合宿 こころさんリクエスト ページ33
『いやー、ここまで来ると壮観だよねぇー』
Aがほうっと息を吐き出す。
8月某日。
宮城県立白鳥沢学園高校、体育館。
そこには宮城と東京、そして兵庫からバレー部が集まっていた。
集うは7校。
──烏野高校、青葉城西高校、伊達工業高校、白鳥沢学園高校、音駒高校、梟谷学園高校、そして稲荷崎高校である。
猫又「諸君、聞いておくれ」
パンパンと音駒高校の監督、猫又が手を叩いた。
微かなざわめきがかき消える。
猫又「私は東京の音駒高校監督、猫又だ。早速試合に入ろうか」
ニヤリと笑った猫又が提案したのは、とんでもないものであった。
いつも通りの高校対高校の試合ではない。
高校関係なくポジションごとにくじ引きをし、それで一緒にするチームを決めるのだ。
くじだから完全なる運任せ。
ものによってはバランスの良い所も、とんでもなく悪い所もある。
──今のように。
『……えっ、バランス悪くね?』
木兎「あかーしぃぃぃ!!」
尾白「ヤバい……。このチーム、めちゃめちゃ緊張するやんか」
及川「うわあああ……」
Aのチームのセッターは黄金川、リベロは芝山、スパイカーはAと五色、ブロッカーは金田一と月島と犬岡。
見事に一年生ばかりである。
そしてミドルブロッカーが余ったのか3人となっている。
木兎は赤葦がおらず、叫んでいる。
しかし中々のバランスの良さだ。
尾白は寡黙なユース2人に囲まれてやりにくそうだ。
及川は元気すぎるメンバーに白目を剥きかけている。
他の3組のチームはまずまずの組み合わせだ。
猫又「……まぁ、良いんじゃないか? それじゃあ今から言うから試合をしてくれ」
猫又が完璧に目を逸らしながら言った。
Aのチームは澤村の居るチームと最初に試合をすることとなった。
澤村チーム──、セッター赤葦、リベロ小見、スパイカー澤村、北、国見ブロッカー黒尾、二口
澤村「よろしくな」
『お前んとこバランス良すぎだろ!!』
Aが黒い笑みを浮かべる澤村に向かって吠えた。
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ゆき(プロフ) - てしまいました…。長い長いコメント、申し訳ありません…!これからも応援しています!! (2022年5月27日 22時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 八雲さんリクエストが、凄く好きです…!本編を読ませていただいたのですが、余計に…泣ける…ッッ!!八雲さんのリクエストを書いてくれて、本当にありがとうございます(何処目線って感じですね、すみません)あわよくば、主人公には故障もせずに春高に出て欲しいと思っ (2022年5月27日 22時) (レス) @page7 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - お疲れ様でした!テスト頑張ります (2019年11月29日 2時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅のわらび(プロフ) - こころさん» ごめんなさい、リクエストはもう募集してないんです……。すっごく面白そうなリクエストなのですが、申し訳ありません。テスト頑張って下さいね! (2019年11月28日 19時) (レス) id: 3bd3258fc4 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - またまたリクエストです 主人公の幼児化見たいですそれぞれの学校の反応見たいです 私も今日からテスト週間です!頑張ります!! (2019年11月28日 8時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎ餅のわらび | 作成日時:2019年10月22日 12時