烏よ、再び 番外編【ハイキュー！！】

西谷　蒼鴇さんリクエスト ページ4

Aのお母さんが送迎してくれた後。



　試合会場で西谷が目を輝かせながらAに提案する。



西谷｢Aさん、アップ一緒にしませんか！｣



『ん、いいよー。他の学校もまだ着いてないみたいだし』



　Aは快諾。



　最近一緒にしてなかったみたいだから凄く楽しそうだ。



澤村｢スガー、一緒にやるか？｣



菅原｢おー、やるべ｣



　俺は安定の大地だけどな！



　Aは何気に後輩人気がすごいのだ。



　……チッ。



　Aと西谷の練習をガン見しながら大地とアップをする。



西谷｢俺、Aさんのサーブ受けたいです！｣



　Aが笑いながら、ボールを持ってエンドラインに向かう。



　ガン見しすぎてトスするはずのボールが顔面に当たったけど気にしない。



　──綺麗なサーブトスが上がる。



　寸分の狂いもない、いつもと同じフォーム。



　えげつない音を立ててスパイクみたいなサーブが放たれる。



西谷｢──っ、｣



　バギャ、と変な音がしたものの西谷がそれを何とか拾う。



　……え？



　ちょっと待って？



　アップって何だっけ？？



西谷｢くそ……。もう一本！｣



　つーかキモ！ あいつら絶対おかしい！



　もうアップってレベルじゃないから！



　試合だから！



　また化け物みたいなサーブと化け物みたいなレシーブが繰り返される。



　今度のレシーブもセッター位置には届かない。



　……Aコース鬼かよ。



　コーナーぎりぎりとか、どこの大王様だよ。



澤村｢おいスガ！ やんないなら一緒にアップしないぞ！？｣



菅原｢あっ、スマン。あいつらの化け物っぷりに引いてた｣



澤村｢……いつものことだろ。気にすんな｣



　あっ、大地が遠い目になった。



　うん、まあ温厚な大地がそうなるくらいには毎日やっちゃってるもんねぇ……。





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　部員視点ということで、(勝手に)スガさんにしてみました。
　Aと西谷の心境としては、ちゃんとほのぼのです。

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