もしも椎名がユースに選ばれていたら 蒼鴇さんリクエスト ページ29
侑｢星海君、休憩んなったらちょっと……な？｣
星海君に思わず言った。
俺、そもそも短気やねん。
だって、星海君言うてしもてたもん。
──気持ち悪いって。
Aさんは笑っとったけど、あれは絶対聞こえてた。
俺、ほんまにAさんの事尊敬しとんねん。
もちろんその才能の尊敬しとる。
けどな？
それ以上の努力をしとんのを尊敬しとんねん。
故障何回もして絶対にへし折れへんかったあの熱意が大好きやねん。
それも分からんと天才やなんて……。
──傲慢にも程がある。
そら星海君も努力したんやろな。
あの身長やし、特別パワーがあるようにも見えんかった。
でもAさんには届かんと思う。
膝の痛みが走る度に、どんだけの絶望やったか俺には分からん。
Aさん以外の誰にも分からん。
推し量れるようなもんやない。
でも、想像することくらいは出来る。
最悪、ってな。
星海｢なんだ、宮？ 話って｣
星海君が間抜けな顔をして言う。
ああほんま、腹立つわ。
この際やから全部ぶつけたろ。
そんで、Aさんに謝らせたる。
佐久早｢Aさん、良いんですか？ 俺が怒ってきますよ｣
佐久早がギラリと目を輝かせて、腕まくりをする。
佐久早が怒っているのは先程の星海の発言についてだろう。
Aは怒る佐久早に向かって苦笑いを浮かべる。
『いいよ。つーか君が怒ると怖そうだから、絶対やめて』
佐久早｢……分かりました。Aさんがそう言うなら｣
『分かってくれたようで結構結構』
どことなく残念そうにうなだれる佐久早。
その佐久早の頭を背伸びしながらAがポンポンと叩いた。
その様子を古森が驚いたように、影山が羨ましそうに見ている。
『ま、中学時代はあんなのしょっちゅうだったからね。大丈夫』
Aがそう言うと佐久早は傷付いたように顔を歪めさせた。
佐久早｢Aさ……｣
『それに俺、こんな事で傷付く程ヤワな心はしてないよ？』
──分からないなら、分からせてやればいい。
─────────────────────────────────────────────
こ、これくらいで勘弁してやって下さい。
そして星海君、ごめんよ。
公式の星海君は天才だろうが努力で蹴落とすような男前です。(多分)
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ゆき(プロフ) - てしまいました…。長い長いコメント、申し訳ありません…！これからも応援しています！！ (2022年5月27日 22時) (
レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 八雲さんリクエストが、凄く好きです…！本編を読ませていただいたのですが、余計に…泣ける…ｯｯ！！八雲さんのリクエストを書いてくれて、本当にありがとうございます(何処目線って感じですね、すみません)あわよくば、主人公には故障もせずに春高に出て欲しいと思っ (2022年5月27日 22時) (レス) @page7 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - お疲れ様でした！テスト頑張ります (2019年11月29日 2時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅のわらび(プロフ) - こころさん» ごめんなさい、リクエストはもう募集してないんです……。すっごく面白そうなリクエストなのですが、申し訳ありません。テスト頑張って下さいね！ (2019年11月28日 19時) (レス) id: 3bd3258fc4 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - またまたリクエストです 主人公の幼児化見たいですそれぞれの学校の反応見たいです 私も今日からテスト週間です！頑張ります！！ (2019年11月28日 8時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎ餅のわらび | 作成日時：2019年10月22日 12時
