烏よ、再び３【ハイキュー！！】

烏よ、仲間を ページ10

谷地が正式入部した。



　噂では日向が谷地の入部を後押ししたらしい。



『よかったな、来年もマネージャー居るぞ』



　そうAが笑顔で話しかければ、山口は穏やかに微笑んだ。



山口｢そうですね！ ……来年には先輩達が……｣



『おいおい！ んな暗い顔すんなって』



　山口の顔から一瞬で笑顔が消える。



　どうやら来年には３年生が居ないことを意識してしまったらしい。



『まあ卒業はするけど。精々足掻いて、お前らと一緒に居るさ』



　そう言ってAが鮮やかに笑う。


　
　細まった目の奥に宿る光は、獲物を捕らえる直前の肉食獣のソレだ。



月島｢……Aさんって恥ずかしいこと、平気で言いますよね｣



『いやいや、恥ずかしくねぇし』



　たまたま後ろを通り掛かった月島が辛辣なツッコミを入れる。



　それにAがブンブンと手を振って答える。



澤村｢今日は谷地さんのことを伝えたかっただけだから、もう帰って勉強だー｣



『はーい』



　澤村の声に少々残念そうにしながら、部員達は帰り支度を始める。



　──明日は期末テスト。



　この結果で、東京行きが決まる。





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　今回少なくてすみません！
　夏休みの課題に追われてるんです……。終わったら大放出するのでお楽しみに！

　そして初のランキング。ありがとうございます！
　評価やお気に入り登録、ヒット数も伸びて感激しています。
　これからもよろしくお願いします！
　(多分これ、かなり長くなると思います)
　

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