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廉side
「少し、お話があるんですが…」
そう言われて顔をよく見ると少し見覚えがある顔だった。
「あの、失礼ですが、どちら様ですか、？」
そう聞いてみるとその女は少し笑みを浮かべた。
そんな女に少し俺は狂気を覚えていると、
「女優の〇〇〇です。分からない？」
その名前を聞いて一瞬時が止まった。
こいつ、紫耀のことが好きな、あのニュースの女だ、、。
でも、なぜ俺に？
急に不安になって早足で帰ろうとすると腕を掴まれた。
「待ってよ、頼みがあるの、聞いてくれないと紫耀くんに何するか分からないよ？」
女は俺を掴む逆の手に何かを持っているのが見えた。それは、少ししか見えないけど、多分、カッターだ。
俺は恐ろしくなって抵抗するのを辞めた。
「っ…、わかった、けどここで話すのはやめん？」
そう言うと女は俺の腕を引っ張って裏まで連れていった。
「ねぇ、私が何を頼みたいか、わかる？」
「、、わからん。」
「ふーん。あんた紫耀くんと付き合ってるっしょ？」
は？
今この女なんて、？
俺と紫耀が付き合ってること知ってるのはメンバーだけなはずなのに、、
「なんで、知って、、？」
「やっぱりそうなんだ。紫耀くんのことずっと見てきたからわかるよ。」
「それでね？別れて欲しいの。」
なにを言ってるんだこの女は、
「は？なんで？」
「まだ分からない？私は紫耀君が好きなの。」
この女が紫耀のことを好きなのは分かっている。でも、なんで俺が、？
「あなたが紫耀を好き、でも、俺には関係ないですよね、？」
そう言うと、女は手に持っていたカッターをわざとらしく突き出してきた。
「分かってる？あなた達は同性。ほんとに紫耀くんのことを想っているなら紫耀くんの将来のためにも別れるべきでしょ？同性のあなたと、異性の私、どっちが釣り合ってるかなんてしっかり考えれば誰でも分かるはずよ？」
「っ…、」
その通りすぎて何も言えなかった。
紫耀は、ちゃんと女性と結婚して、家庭を持って、子供だって欲しいはずだ、。
俺だって紫耀には幸せになって欲しい。
俺は紫耀の幸せを壊そうとする、ただの邪魔者だ。
「分かったならちゃんと別れてね。別れなかったら、どうなるか、分かるよね？」
そう言って女は帰って行った。
俺は女の後ろ姿が消えていくのを立ちすくんで見ていることしか出来なかった。
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よもぎ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます(TT)自分の作品をそんな風に言ってもらうのが初めてでとても嬉しいです。。これからも頑張って更新していくので読んで下さるとありがたいです(^^) (2021年7月8日 3時) (
レス) id: 7d19fb6d80 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんは！久しぶりの更新嬉しいです(^^) この作品本当に大好きなので、主様のペースで、これからも更新頑張って下さい！応援してます(^o^) (2021年7月7日 23時) (レス) id: 74fb46b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎ | 作成日時：2021年1月10日 20時
