十八 ページ21
椿さんは目的の場所に到着して、私をソファーに座らせた。
てか…
『ここ…保健室じゃないですか。先生は出張中ですし、それに部外者は勝手に入っちゃダメなんじゃ…』
椿｢今怪我してる人に言われたくない｣
椿さんはそう言って、戸棚を開けて、湿布を取り出す。
椿｢手出して｣
私はスッと椿さんの前に手を差し出すと、椿さんは優しく私の手を取った。
椿｢…この手も、髪も、顔立ちも''先生''に似てる｣
ほら、また…
椿さんが私の赤く腫れた手に湿布を貼った後、私は椿さんに聞いてみた。
『椿さん…私はその''先生''というお方に似てるんですか？』
椿｢…うん。性格は全く違うけど｣
『それは当たり前です』←
椿さんはあはっ、と笑った後、フッと悲しげな顔をした。
椿｢でも、僕はAを見る度、''先生''が生きてる、としか思えない…｣
そう答えた後、椿さんは雪崩込むかのように私の胸に飛び込んできた。
『ちょっ…！！』
椿｢ごめん…ちょっとだけこうさせて…｣
私の胸に少しだけ湿り気を感じた。
どうやら、椿さんは泣いているようだ。
何故か私は椿さんの優しく抱きしめて、頭を撫でた。
でも、なんで…
私の意思でやってないのに。
椿｢…''先生''っ｣
私は椿さんが泣き止むまで、頭を撫でていた。
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夜魅-82-(プロフ) - Redさん» 見つけて下さってありがとうございます！修正致します！ (2017年10月21日 19時) (
レス) id: 7a725b65f8 (このIDを非表示/違反報告)
Red(プロフ) - 失礼だったらすみません。四十三話で「ヒュー」が「ビュー」になっていますよ。 (2017年10月21日 19時) (レス) id: 2a3fb5e877 (このIDを非表示/違反報告)
夜魅(プロフ) - ＋ウルヴァリィ＋さん» ありがとうございます(つω`*)少しずつ更新していきます！ (2016年10月7日 7時) (レス) id: cfb3d563f2 (このIDを非表示/違反報告)
＋ウルヴァリィ＋ - 最後のクロ可愛い!勉強してるふりってwww更新頑張ってください!続きを楽しみにしてます。 (2016年10月5日 20時) (レス) id: ce5b59d6ab (このIDを非表示/違反報告)
夜魅(プロフ) - 朔夜さん» あ！ほんとだ！ありがとうございます！ (2016年9月21日 7時) (レス) id: cfb3d563f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜魅 | 作成日時：2016年8月12日 8時
