黒執事◆◇日本からのお客様◆◇

その令嬢 待人 ページ49

夕方・応接室…──＜Asaid＞


私は新聞をぼぅ…っと見つめていた

一ノ宮 薫が死んだ

と言うか…そもそもこの新聞に載っているのは本

当に私達を襲った一ノ宮 薫なの?カオルとしか書

かれてないし…

頭を過る狂気の瞳…

最後に國の魂を喰らい取り込んだ薫…


くしゃっ…


新聞が軽い音をたててシワを寄せる

貴)「(薫から國の魂を取り戻そうと思っていたのに…)」

薫に奪われた國の魂…でも…ちゃんと死神が狩っ

てくれたのかな?だとしたらそれはそれで良い気も

する…

昔から自分が他人の迷惑になることを嫌った國だ

から 普通の秩序に従い死神に狩られることを選ぶ

だろうと私は確信をもっていた

貴)「(後でグレルにでも聞いてみよっと…)」

ｺﾝｺﾝ

セ)「失礼いたします」

シ)「もういたのか」

貴)「あ シエル…セバスチャン…」

セ)「申し訳ございませんお嬢様 坊っちゃんの方で

商談が長引いてしまいました」

貴)「全然問題ないよ!シエルも…ごめんね 忙しい

のに」

シ)「ごめんねを言うのは僕だA 遅れてすまない」

貴)「ううん＾＾」

シ)「それで…」

シエルがキョロキョロと部屋を見渡す

シ)「あの死神はどこだ?」

セ)「気配がありません…おそらくまだ来ていら

っしゃらないのかと」

シ)「ﾁｯ))ほぅ…僕を待たせるとは良い度胸だ」

貴)「もしかしてあのウィリアムって死神に見つか

ったんじゃ「ハァーイ♪お待たせ( 〃▽〃)ﾉ♪」」

シ)「セバスチャン(-_-)」

セ)「御意」

ｼｭﾝｯ!!

セバスチャンの投げたナイフがグレルをかすめた

グ)「な、何よセバスちゃんたら!!(((；゜Д゜))!」

セ)「坊っちゃんは商談を5分の延長で留め お嬢様

は30分以上前からお待ちだったというのに…」

貴)「いや…私 新聞読んでただけだから(^^;;」←

セ)「なのにグレルさん…肝心のあなたが遅れると

は何事ですか＾言＾」ｺﾞｫｫｫ…

グ)「ま、待ってよセバスちゃん!タンマ!タンマ!

ほら!ちゃーんと図書館から盗ってきたわヨ!あの猫

女のシネマティックレコード!!」

セ)「ありがとうございます＾＾」

貴)「ねぇグレルさん」

グ)「?」

貴)「一ノ宮 薫が死んだのは知ってるでしょ?」

グ)「あぁ あのイカれ女?まぁね」

貴)「魂は回収できたの?」

グ)「さぁ?魂は全部が全部アタシが狩るわけじゃ

ないし…他の奴が狩ってんじゃないの?それより

これ…見るなら早く終らせちゃって

ウィルに見つかる前に返さなきゃマズイんだから!」

その作者 駄作→←その新聞 報道

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