その令嬢 現状 ページ43
シ)「A…帰ろう
死神の言うことに耳を貸す必要などない」
貴)「…」
私は死神に背を向け、シエルと歩き出そうとした
グ)「行っちゃって良いのかしら〜?」
貴)「?」
グレルのはぐらかしたような物言いに足が止まる
グ)「アンタ自分の力…知らないんでしょ?」
貴)「…ええ」
グ)「じゃあ言っとくけど アンタは他者の魂を誘い
…取り込む力があるの」
魂を取り込む…?
貴)「そんなことできるの?」
グ)「一昨日…だったかしら?アンタ魘されてたじ
ゃない?その時に見た夢…魂と一緒にアンタに流れ
込んだシネマティックレコード…他者の記憶よ」
貴)「! やっぱり私の記憶じゃなかったんだ…」
グ)「イカれ女の目的は魂を狩りまくって取り込み
まくること…でもどれだけ狩っても確実にそれの
半分の魂がアンタに誘い込まれる…つまりあの女
はアンタが邪魔で邪魔で仕方ない…是が非でも死
んで欲しい存在ってワケ★」
國はそれを全て知っていて…私を17年守り続けて
いたんだ…
ウ)「彼女が生き残った以上 デスサイズを回収した
とは言え いつまたどんな方法で貴女を襲うか分か
りません」
グ)「ましてや 今のアンタにあの猫女はもういない
のヨ?セバスちゃんだってあのガキを執事として守
んなきゃいけないし」
シ)「…」
セ)「…」
グ)「つまり アンタの道は2つに1つ
“アタシたち死神の監視を受けるか”
“一人で勝手に死んでいくか”…
今アンタを守る奴なんて誰もいないのヨ」
貴)「…」
確かにグレルの言う通りだ
──『私が守ります^^』──
もう國はいない
非力な小娘一人の力では…
──『見ツけたァ…((ニタァ』──
あの狂気の瞳が私を消そうと今も何処かでギラつ
いていると思うと…怖い
ウ)「選択の余地はありません 貴女がどれだけ拒も
うと 此方は此方で勝手に監視をつけさせてもらい
ます これ以上死亡予定外の人間の発生するのは抑
えたい…いずれ貴女が無意識いに誘い込んだ魂も
狩ることになるでしょう」
貴)「え…」
ウ)「では 用件はお伝えしました 行きますよグレ
ル・サトクリフ」
グ)「はぁ〜い(ノ 〃▽〃)ノキャッ」←
ウ)「まったく…(-""-;)」
死神たちは去ってしまった
セ)「坊っちゃん お嬢様 馬車のご用意が出来ました」
シ)「あぁ…じゃあなアンダーテイカー」
ア)「じゃあね伯爵 お嬢さんに執事くんも( ´∀`)/〜〜」
馬車内…──
貴)ずっといたんだね…(・・;)
シ)僕も気付かなかった;;
セ)…
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yomi - シエルさん» コメ感謝です(^∧^)分かりました(*´∇`*)←でも御名前 良いと思いますよ(`・ω・´)d☆←← (2014年1月23日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 面白かったです! あ、シエルって名前は、気にしないでください!! (2014年1月22日 19時) (レス) id: 6ec647f8b3 (このIDを非表示/違反報告)
yomi - え!?…5000hit(・_・)?嘘やん←w 皆さん本ッッ当にありがとうございます(*´∇`*) (2014年1月18日 23時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
yomi - えええ!!!?(;´д`)hit数が2000を越えた!?読んでくれた方ありがとうございます!!!・゜・(つД`)・゜・← (2014年1月18日 14時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
yomi - りあずさん» ありがとうございます!國が死ぬの早すぎたかな~と心配でしたがそう言って頂けると安心です(*´∇`*)これからもよろしくお願いします(。・ω・。)ゞ (2014年1月18日 11時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒妃 | 作成日時:2013年12月28日 11時