黒執事◆◇日本からのお客様◆◇

その令嬢 余興 ページ16

Aの部屋…──


セ)「バスタブにお湯をはりました

シャンパンを被られたので一応…」

國)「ありがとうございますセバスチャンさん」

セ)「ドレスはベッドの上にありますので 後は

國さんにお任せします」

國)「はい」

セ)「私は靴を探してきますので」

貴)「…」

ﾊﾟﾀﾝ…


バスルーム…──


國)「お嬢様 あまり気を落とさず＾＾;!私もよく

転ぶんですよ!?;猫の姿でも転ぶことはあるくらいです!それに…!」

・・・。

貴)「國…」

國)「は はい」

貴)「…ありがとう」

國)「…いいえ」

バスルームから出てドレスに着替えた

ｺﾝｺﾝ

貴)「?」

セ)「入ってもよろしいですか?」

貴)「! どうぞ」

セ)「失礼します 靴を持って参りました

先程より少しヒールの低い物の方が履きやすいかと」

貴)「ありがとう」

セ)「ではお座り下さい」

貴)「靴くらい自分で…「!ここは私が…」「いいえ

私が」!」

セ)「当家のメイドが大変失礼をいたしました」

謝りながらあざやかな手付きで靴を履かせていく

貴)「いえ…」

セ)「寛大でいらっしゃいます お嬢様」

靴を履き終え私は立ち上がる

貴)「パーティーはどんな様子?」

セ)「…今頃は余興ですね」

貴)「余興…」


ｺﾝｺﾝ


エ)「お姉様」

貴)「エリザベス!」

エ)「お姉様がいないからつまんなくて…シエル

相手にしてくれないし('ε'*)」

セ)「それはそれは…＾＾」

エ)「お姉様早く来てね あ!あの感じの悪い人たち

なら大丈夫よ シエルが追い払ってるから」


貴)「!!」


國)「? お嬢様?」

貴)「國 私の扇と着物って持って来てある?」

國)「( -_・)?確かにありますが…」

貴)「今すぐ用意して!」

國)「はぃ!?;」

貴)「セバスチャン!」

セ)「? はい」


貴)「余興に参加させて!」


パーティー会場…──


シ)「A様はいったい何をするおつもりだ?

しかも自分を嘲笑った4人を帰さないでほしいなど…」

セ)「“彼らが帰ると意味がない”そうです」

シ)「?」

セ)「坊っちゃん いらっしゃいましたよ」


ｻﾞﾜｻﾞﾜ

劉)「おぉ!流石は日本の女性…


“着物”がよく似合う」


貴)「これより私が優雅なる日本舞踊…“舞”を

披露いたします!演奏は私の女中 國とファントム

ハイヴ家のタナカさん セバスチャンです!」


シ)「セバs!!Σ(￣□￣;)」


セ)「ファントムハイヴ家の執事たる者…三味線の一丁や二丁奏でられなくてどうします」

その令嬢 優美→←その令嬢 失態

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す