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．
「A」
『んー？』
「A〜」
『なぁにって笑』
今日もなぜかベッドの隅っこ、
密着しながら寝る私たち。
お腹に回ってくる腕にも、
少し長いおやすみのちゅーにも、
耳にかかる彼の吐息にも、
もう慣れた。
でも今日は、やけにくっついてくる。
きついよと言おうとした時、
藤井の顔が髪に近づけられて
私たちの間もさらに狭くなった。
『くすぐったいって』
「いい香りやな」
『流星だって同じシャンプー使ってるじゃん』
髪が耳にかけられる。
「Aってさ、どんな男がタイプなん？」
『仕事ができて、気配りができて、
時間を守れて、頭が良くて…』
「多すぎやろ笑」
『……あと、こんな私を受け止めてくれる人。』
そんな完璧な男っておるん？と笑いつつも、
あかんやん、俺、最後のしかできひん、なんて
さらっと嬉しいことを言う。
嘘でも、嬉しかった。
でも、考えてみれば、
時間を守るっていうの以外は
この人もはまってるんだよなぁ。
そこまでできちゃったら、もう……
『…流星のタイプは？』
その先を考えてはいけない気がして、
話を彼にふる。
ちょっとだけ、Aやでと即答してくれるのかなとか
考えたけれど、
「綺麗、美人、細い、センスがいい、愛嬌がある」
と、まるで私とは正反対の女性像を
答えられてしまった。
それこそ私じゃないじゃんと小さく呟けば、
ははっ、そやな、とフォローも何もなくて
少し悔しい。
ふんっ。いいですよ。
どうせあんたは私のこと好きじゃないんですから。
．
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りあ(プロフ) - ただいまですただいまですただいまです！！！！！！！！ (2018年8月19日 17時) (
レス) id: 4353d7f99b (このIDを非表示/違反報告)
紫春(プロフ) - 赤ずきんさん» とっ特別！?めっっっちゃ待ってる！！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: 8db4ba7a0d (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 紫春さん» ちょ、待ってね、紫春は特別。あの、あとでなっっっっがい文章送るから！待ってて！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: 651c6f2efb (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 乃蒼さん» えぇ！めっちゃ内容覚えてるやつですね、それ！笑 私も、読んでくださって、コメントまでしてくださった乃蒼さん、大好きです！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: 651c6f2efb (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - わちゃささん» 一気に読んでくださったんですか！？笑 す、すごい……完結したので、もう1回最初っから一気に読んでみてくださいね！！笑笑 (2018年8月19日 13時) (レス) id: 651c6f2efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤ずきん
| 作成日時：2018年8月12日 21時
