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彼が私の顔を覗き込んでいるのが
気配でわかる。
．
上から覆いかぶさるようにキス。
．
唇が触れ合うだけの、そこまで深いものではなかったけれど
しばらくの間、彼は離れなかった。
おやすみのキス、というものなのか。
ようやく離れたと思えば、私の前髪を撫で、
低いのに甘いハスキーボイス。
「…おやすみ」
なるほど。
女の子たちは、彼のこういうところに惚れていくのか。
何も考えていないように見えて、
実は平気で好きでもない女にキスをするところとか。
そういうところにキュンキュンするのか。
私は、あまり良いとは思わないけれど。
．
．
7:00 a.m
『……ん…』
目を開ければ、いつもの朝とは違う光景が目に映り、
あぁここは藤井の家か、と再確認。
起き上がり、
爆音のアラームが鳴ったにも関わらず、
まだ眠っている彼を見下ろす。
わ、王子様感。
黙っていれば最高なんだけどね。
『りゅうせ、起きて。ねぇ、会社遅れる。』
「……………」
『あんた、今日から営業でしょ？
初日から遅れたら、印象悪くなるって。』
「……………」
『……りゅうせいっ！！！』
パチッと目を覚ます。
少し目を擦り、上半身を起こして
私に抱きついてきた。
「……はよ」
『…ほら、夫婦ごっこはいいから。会社行くよ。』
朝食は二人とも食べない派だから、
藤井をおいて、一人で身支度を済ませる。
昨日、この1ヶ月間で必要な日用品は
とりあえず一式買ったから、特に不便なことは
なかったけれど
藤井とペアのものが多すぎる。
歯ブラシ、コップ、合鍵に付けるストラップ……
まぁ、全部藤井が買ってくれたからいいけどさ。
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りあ(プロフ) - ただいまですただいまですただいまです！！！！！！！！ (2018年8月19日 17時) (
レス) id: 4353d7f99b (このIDを非表示/違反報告)
紫春(プロフ) - 赤ずきんさん» とっ特別！?めっっっちゃ待ってる！！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: 8db4ba7a0d (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 紫春さん» ちょ、待ってね、紫春は特別。あの、あとでなっっっっがい文章送るから！待ってて！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: 651c6f2efb (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 乃蒼さん» えぇ！めっちゃ内容覚えてるやつですね、それ！笑 私も、読んでくださって、コメントまでしてくださった乃蒼さん、大好きです！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: 651c6f2efb (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - わちゃささん» 一気に読んでくださったんですか！？笑 す、すごい……完結したので、もう1回最初っから一気に読んでみてくださいね！！笑笑 (2018年8月19日 13時) (レス) id: 651c6f2efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤ずきん
| 作成日時：2018年8月12日 21時
