＊ ページ20
すぐにスカイが嬉しそうに手のひらのヒナを見せに来た。
「みて、ママ！ちっちゃいパパ！」
「「俺も〜！」」
『あれ、つつかれないの？！』
なんで？！、楽しそうにする三つ子を見てAが驚く。するとジェイドがもしかして‥と話出した。
「このヒナ半分あいつの気持ちが反映されてんじゃねぇの？あいつから出る訳だし」
自分の子供はつつかねえだろ！それに船じゃお前に変な虫が付かないように必死だったからな！だからあんなシツこくて大変だったんだ絶対！、何だそうか〜とジェイドは３人と嬉しそうに群がるヒナを見て笑う。
Aがぐったりと床に座り込む姿に、家族たちは手を叩いて笑った。すぐに風邪に効く料理を持たされ食堂を出る足元を駆けてゆくのは今も出続ける不死鳥のヒナたち。今じゃAに目もくれず食堂の三つ子目掛け走ってゆく。後ろでまた喜ぶ声が上がり、ふぅ‥とため息を着いた。
なんだか寂しい‥、と思う自分勝手な思考に戸惑いながら寝室へと急いだ。
「‥‥、よい」
赤い顔で目を瞑ったまま小さく手をあげたマルコ。いつもより小さく見える辛そうな姿に胸が痛んだ。
『ヒナたちね、３人から離れなくなったよ？ジェイドがね、マルコの一部なんだから半分はお前の気持ちじゃねーのかって』
そう言ってサイドテーブルに飲み物と軽食を置いて、ストンとベッドに座る。汗が滲む額を氷水で拭ってやれば小さな吐息がひとつ漏れた。
「‥‥さっきまで嫌がってたクセに‥不満そうだな」
『あれ？バレた？いざとなったら何か見向きもされなくなったみたいで、
ーーーーーーーわ！！
突然手を引かれ熱い胸にぎゅっと抱き寄せられる。耳元に掛かる吐息まで熱く、思わず身を捩った。
『‥ちょっと‥！、マル、コ！』
「そんな顔すんなよい、愛が足りねェか？」
掠れた声に胸がきゅんと疼く。ダメだ、彼は病人！！そう言い聞かせいつもより力が入ってない腕から逃げ出す。
少し拗ねた顔で起き上がったマルコは、ベッドサイドに置いたドリンクを手に取り一気に喉へ流し込む。その上下する喉を見て、慌てて目を剃らした。
『‥弱ってるマルコって、色々強いね、』
「んぁ？何か言ったか？」
へっくしょい！！そのくしゃみでまた産まれたヒナが足元を駆けて廊下へと出て行く。やっぱりあれに纏わりつかれるのはごめん‥そう思いながらうとうとする愛しい彼に触れるだけの口付けを落とした。
To be continued‥>>>
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よめこ。(プロフ) - 音乙さん» コメント嬉しいです〜😭ありがとうございます❤️これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！リクエストあればまた宜しくお願いします🎵 (2023年3月15日 16時) (
レス) @page34 id: bf0ac319e7 (このIDを非表示/違反報告)
音乙(プロフ) - 更新有難うございます〜もう今回も相変わらず好き❣️ (2023年3月15日 16時) (レス) @page34 id: a6800f4809 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - 藍琉さん» あいちゃんありがとう😭最近落ち込んで全然書けなかったよ〜。 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - リエさん» リエちゃん〜！ありがとう、これからも宜しくお願いします😭 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - 待ってましたー！嫁ちゃんおかえりなさい！！ (2022年1月31日 7時) (レス) @page29 id: 33103a1684 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よめこ | 作者ホームページ：https://Twitter.com/new_yomeko
作成日時：2021年4月25日 15時
