まさかのご一行。 ページ12
今日も過ごしやすい気温と、心地好い日差しが眩しいこの島の小さな食堂。
元だが。海軍大将御用達ともあって、たくさんの観光客も訪れるようになり島には多額のベリーが落ちる。
店もとんでもないほどに儲かり、何も悪いことはない。そんなはずだった。
この光景を、鬼のような表情で見つめる姿の人物以外は‥。
「Aちゃ〜ん！」
『はーーい、ちょっと待ってね！』
「Aちゃん、次は俺だ！」
皆が口にするのはAの名ばかり。スタッフは他に居るはずが皆ほぼお目当ては決まっている。
元海賊団料理部隊に囲まれながら笑顔で調理をこなしながらオーダーを取るその姿。
癖のある亜麻色のポニーテールがふわふわと動く度に仄かに薫る甘い匂い。
白のタンクトップとカーキ色のスキニーに黒いビーチサンダルというシンプルな服装。なのにまるで流行りのファッション誌から出てきたような容姿。動く度にチラリと見える腰。無地の黒いエプロンが縛られた腰が一層その華奢なウエストを目立たせた。
『ダイナー！お客様にそんなグラス叩きつけないで！』
「なんだお前俺の水が飲めねぇのか？あ？」
『ダイナーーーー！！！』
ちょっと！とAがダイナーの手首を掴み厨房へと引っ張っていく。すぐジェイドたちが笑いながら良くやった！と声がかかれば、ったりめぇだ！と得意そうにするダイナー。
「良くやったダイナー。今俺が蹴散らしに行くつもりだったよい」
『マルコ居たの？！』
この時間に居る筈の無い声に驚いて振り返れば、随分とイカツイ表情をした自分の旦那。
「‥‥お前、腰見えてんだよいあと腕も出すない」
『まーた始まった…。』
ピっと腰と腕をつつかれげんなりするAを見てダイナ−もうんうんと頷く。ジェイドはケラケラと笑って皆を見ていた。
すると店の入り口のほうが何やら騒がしい。Aは慌ててオーダー票をマルコから取り返し元気に返事をしながら出ていった。
「A〜〜〜！！！！」
懐かしい友の声が店内に響く。
しかしその見た目ゆえにざわめく客たちは青ざめ次々と席を立つ者もいた。
『皆！待って、紹介するから！！！』
Aの明るい声にギョッとして振り返る客たち。厨房から出てきた彼女は見たこともない笑顔で、その客の胸に飛び込んだ。
To be continued‥>>>
━━━━━━
さあ誰でしょうか‥♡
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よめこ。(プロフ) - 音乙さん» コメント嬉しいです〜😭ありがとうございます❤️これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！リクエストあればまた宜しくお願いします🎵 (2023年3月15日 16時) (
レス) @page34 id: bf0ac319e7 (このIDを非表示/違反報告)
音乙(プロフ) - 更新有難うございます〜もう今回も相変わらず好き❣️ (2023年3月15日 16時) (レス) @page34 id: a6800f4809 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - 藍琉さん» あいちゃんありがとう😭最近落ち込んで全然書けなかったよ〜。 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - リエさん» リエちゃん〜！ありがとう、これからも宜しくお願いします😭 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - 待ってましたー！嫁ちゃんおかえりなさい！！ (2022年1月31日 7時) (レス) @page29 id: 33103a1684 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よめこ | 作者ホームページ：https://Twitter.com/new_yomeko
作成日時：2021年4月25日 15時
