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その物騒な文字の入った細く綺麗な指が、まるで本物のルビーの様に輝く色の目を覆い隠す。
わ！っと声を出したAはすぐにその手を払ってごめんついつい‥と笑えば、目線を外し帽子を深く被り直したロー。
お箸で次々と料理を口にしてゆく。
「‥‥うめぇ、」
『やったー！フランク！聞いた？！美味しいって〜！‥痛！』
今をときめく海賊に認められたぁぁ！そう言ってガッツポーズするAの頭を後ろの席からバシッと叩いたのは鬼のような顔のキーシャ。
「ちょっと刺青男！！！あんた一丁前にAにときめいてんじゃないわよ！」
近いのよ離れなさいよ！！そう言ってローに食って掛かるキーシャ。ローは一瞬目を見開きニヤリと笑った。
「‥るせェ、こんな女は海賊に一人は必ず居るのかよ」
ローはイッカクに目線を向ける。
「私は海賊じゃない！ナース、ナースよ！」
「おいお前！キャプテンに失礼だぞ！！」
「はぁぁ？！あんたみたいな下っ端は黙ってなさいよ！なに？やる気？！！」
やってやろうじゃないの！！そう言ってドクロが描かれた注射器を向けるキーシャ。その気迫に思わず固まるペンギン。
『キーーシャーーー！！』
「「「「ははははは、！！！」」」」
楽しい時間はあっという間に過ぎて、昼間から皆出来上がってしまっている。ペンギンとシャチはベロベロに酔っぱらってキャプテン自慢が始まった。
頭を抱えたローはため息を付き、席を立つと騒ぐクルーたちを背に、ソッとcloseのぶら下がった茶色いドアを押して外へ出ていく。
その姿を追ったのは、意外な人物だった。
「‥まだ一本あるかよい」
「へぇ、ガキが居るのに吸うのかよ」
あいつタバコうるせえだろ。そう言って差し出されたタバコとライターを受け取ったマルコ。
大きく吸い込み久しぶりの薫りを肺いっぱいに楽しむ。
「‥目の前で吸うわけねェだろうがよい」
いちいち突っかかんない。そう言ってハッ、と笑ったマルコ。ローも口角が上がって目の前の景色を見つめる。それからはただ、無言の時間が流れた。
久しぶりの煙草は格別だった。ついつい根本まで堪能して自分でも苦笑いする。
足元で火を消した吸い殻を握り、ごちそうさん。と手を上げればローも無言で小さく頷く。
「おい。不死鳥屋」
「あぁ？」
背中合わせだった二人。振り返ったマルコと、街並みを見つめたままのロー。
To be continued‥>>>
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よめこ。(プロフ) - 音乙さん» コメント嬉しいです〜😭ありがとうございます❤️これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！リクエストあればまた宜しくお願いします🎵 (2023年3月15日 16時) (
レス) @page34 id: bf0ac319e7 (このIDを非表示/違反報告)
音乙(プロフ) - 更新有難うございます〜もう今回も相変わらず好き❣️ (2023年3月15日 16時) (レス) @page34 id: a6800f4809 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - 藍琉さん» あいちゃんありがとう😭最近落ち込んで全然書けなかったよ〜。 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - リエさん» リエちゃん〜！ありがとう、これからも宜しくお願いします😭 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - 待ってましたー！嫁ちゃんおかえりなさい！！ (2022年1月31日 7時) (レス) @page29 id: 33103a1684 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よめこ | 作者ホームページ：https://Twitter.com/new_yomeko
作成日時：2021年4月25日 15時
