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騒がしい輪にひょいと顔を覗かせたサッチは、意地悪く片眉をあげ白い歯を覗かせた。
「で、エース。お前はこのレース、何人が走ってると思ってんだ？まさかてめェ１人だとは思ってねーだろーな」
細く鋭いエースの瞳がハッと開き、向こうに感じた騒ぎの中心に、困ったように眉を下げる彼女が写る。
『すみません、今救急箱を先輩ナースに渡したところなんです‥』
「じゃあ痛い痛いの飛んでけー！って撫でてくれねーか？！」
「大賛成！！俺も俺も〜〜！！！」
どうやら若い隊員達がAに手当てをして貰うために少々強引なお願いをしているようだ。
「‥おい、お前。一体誰の許可を得てナースに触れてやがる」
この船でナースに触れるのは御法度。
若い隊員が息を飲む間も無く、弾き飛ばされ怒りの業火は渦となり空へ駆け上がった。甲板へ放り出された隊員達がその失態に青ざめ弁解しようとした時ーーーー。
『っ、熱‥！！』
Aの悲鳴のような声が上がりエースが振り返ったと同時、Aは青の炎に包まれながらパタリと気を失ってしまった。
エースの焦った声に、マルコの冷たい声が突き刺さる。
「お前を止めようと腕を引こうとしたんだよい。オヤジとナース長に合わせる顔がねぇ…お前は頭を冷やしてこい」
マルコが出す覇気とはまた違った強烈な気迫に、エースは返す言葉も無くAに伸ばした手を引く。
踵を返しマルコから離れるエース。
隊員達がその背に声をかけるが、ずんずんと無言で歩いて遂には船首に座り込み、膝を抱えて動かなくなってしまった。
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嫁子ちゃん。(プロフ) - さくにょ＠テスト終了まで低浮上さん» さくちゃん久しぶり👋反応楽しみにしてたから嬉しいよー😆誉めてもらえたからまた頑張れる〜〜！いつもありがとうね😭 (2022年10月10日 20時) (
レス) @page7 id: 9a124513fb (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ＠テスト終了まで低浮上(プロフ) - 嫁ちゃん〜、久しぶりに占ツクに長時間浮上してたら、この作品見つけて、通知にも来てて、うわーってなりましたw流石すぎるほどの構成と文才・・。読んでてキュンキュンした〜！！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page7 id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - 丸きちさん» まるきちちゃん〜！ありがとう😭気晴らしになってほんと書いて良かったよ💓きゅんしてもらえて嬉しい‥！また夢語ろう〜 (2022年9月25日 9時) (レス) id: 1008660341 (このIDを非表示/違反報告)
丸きち(プロフ) - 嫁ちゃんすごくおもしろかったよ〜！！！！こんな作品を書いてくれて本当に本当にありがとう！！！エースにキュンキュンが止まらん、、！！ (2022年9月25日 3時) (レス) @page1 id: b4ee0d32bd (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - トオさん» おとちゃん〜！！良かった気に入ってもらえて😭短いけど色々想像してもらえるように頑張った！！👊 (2022年9月24日 23時) (レス) id: 1008660341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫁子ちゃん。 | 作者ホームページ：https://twitter.com/yomeko_zzz
作成日時：2022年9月24日 21時
