俺の余命７日【うらたぬき】【完結】

天 ページ21

坂田side

うらた「投稿…した？」

少し眠そうにうらたさんは言った

志麻「ちゃんとしたで！」

悲しい感情を消そうとひきつった笑顔をしていた

うらた「そっ…か。ありがとう」

センラ「こんなんお安いご用ですよー！」

今日うらたさんが死ぬことを嘘のように思いたい心が声を震わせていた

うらた「さ…かた？」

坂田「ん？どーしたん？」

いつもより、一段と優しい声で返す

時間はもうないから

少しでも後悔のないように

うらた「ん、なんでもない…」

いつものうらたさんや

いつもと同じうらたさんや

なにも変わりもしない

正真正銘うらたさんや

…なのに

ほんまにもう死ぬんか…

目から大粒の水が垂れてきた

視界が歪む

うらた「…最期くらい、皆の笑顔がみたいよ…なぁ、坂田。泣かないで。笑って？」

俺は右側の服で涙を拭き取った

俺にできる、最大の笑顔を…

坂田「うらさん！！大好きやで！」

志麻「俺も、うらたんが大好きや！」

センラ「もちろん僕もですよ？うらたん、大好きやで」

うらた「俺も浦島坂田船、このメンバーが大好きで、この場所が大好きだ…ずっ…と……ずっ…………と……………みん…な……が……だい…す…………………き…………」

うらたさんは喋らなくなった

坂田「うらさん…？」

志麻「…うらたん？」

センラ「ねぇ、起きてはりますでしょ…？芝居にしてはちと懲りすぎとちゃいます？」

俺達は必死に声をかけた





でも、

うらたさんは死んでいた

優しい死に顔だった

少しも後悔のない

最大限→←生きたかったけどさ

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