65話. ページ9
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今日は、彼女のお葬式だ。
でも、遺体はもう遺灰になっているらしい。
俺が入院している時に、もう身体が腐ってしまう、と言われ焼いたそうだ。
骨は、僕の母親が分骨をしてくれたようだった。
それは全て母親に聞いて、いきなり「明日やるから」と言われ、Aと親しかった友人や歌い手を呼んで行うことになった。
歌「天月君」
『..あ、歌詞さん..まだだよ？』
歌「お手伝いだよ。何かできることあるかな、って。あれ、天月君、髪..」
「こんにちは」と小さく言って入ってきたのは、喪服に身を包んだ、長身の歌詞太郎さんだった。髪の事はもう長い付き合いだからか、すぐに気がついたのだろう。
『..うん、ちょっと、ね』
歌「..そっか。あ、Aちゃんのお母さんに挨拶してくるね」
そう言ってAのお母さんのいる場所へ少し急ぎ足で向かっていた。俺は左手の薬指についている二つの指輪をちらっと見て鼻をすする。
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無事に葬式も終わり、今は片付けがすんだ部屋に1人座っていた。
歌い手さんはいろいろ来てくれた。96ちゃん、そらるさん、ろんさん、un:c、はしやん、歌詞太郎さん、コニー、その他いろいろ。
Aがこんなにも愛されていたことを改めて知った。
誰もいない、しーんとした空気の中、はあ、とため息をつく。Aに会えないかな、とかできないことを考えてしまう。俺もメンタルが豆腐に近くなったな。
かすかに声が聞こえる。歌詞太郎なのだろうか。でも誰かの話し声。
電話でもしているのかな。とか思ったりして。
この事が疑問として脳に記憶されたこの日、家に帰るとルアがまずでてきた。
珍しいな、とか思って抱き上げると、ずっと俺の頬を舐め続けていた。
「大丈夫だよ」と言うとクーンと鳴いてまた舐める。
俺の心を察しているのだろうか。
とか思いながら寝てしまった。
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真歩 - 涙が止まりません。 本当によかったです。 次の作品も頑張ってください。 応援してます。 (2015年10月8日 22時) (
レス) id: 01a2c26e2b (このIDを非表示/違反報告)
☆凛々☆(プロフ) - もう泣きまくりです・・・。本当に良かったです・・・！ (2015年8月6日 19時) (レス) id: 1301447d91 (このIDを非表示/違反報告)
みーたさそ - 涙がっ、涙が止まりません…。私達に感動をありがとうございます！七星さん！ (2015年4月8日 15時) (レス) id: 2f5b603178 (このIDを非表示/違反報告)
カルガモちゃん(プロフ) - もうすっごく泣きました！！涙止まらないですｗｗ終わり方がすごくよかったです！ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 7f31314282 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 明久(仮)@保留荘在住さん» ありがとうございます！そう言って頂けてすごく嬉しいです…！ (2015年2月28日 11時) (レス) id: e5d0af4b38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七星 | 作成日時：2014年1月20日 16時
