86話.天月side ページ32
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あ「翔太？」
『..どうしたの？』
あ「あのね、今日のっていうか..明日、かな..12時までしかここにいられないの」
『..え、そ、それは..どういう..？』
歌「12時になったら、もういなくなっちゃう..んだよね」
は「は！？な、なんで..！」
ア「そうだよ..せっかく戻れたのに..！」
そ「...これはしょうがない事なんだよ」
そらるさんの声にしん、と空間の音が無音になる。
でも、まだ時間はある。
まだ、9時間とちょっとあるんだ。
『..大丈夫だ、まだ時間はある』
コ「..翔太..」
ま「..そうだよねっ、まだ！時間あるよねっ！ね、どっか行こうよ！！あ、Aん家に行こ〜」
あ「..まふくん..」
『..そう、だね。そうだね！あ、ま、まずっ..母さんに言おう！信じてもらえるかな？」
歌「説得するならこの人数だよね」
『ほら、A！行くよ！』
俺はAの手を引いて階段を降りる。
すると「どうしたの？」と両親の顔。どうか信じて欲しい..
『..あ、あのね！A..のことなんだけど』
母「うん。どうしたの？」
『..い、きてるよ？生きてるんだ、A』
あ「..っ、Aです..お義母さん、お義父さん！」
母「...！う、そ..！」
父「..っ翔太....あちらの方は..」
『..Aだよ。少しだけ、ここにいられるんだ』
そう言うと母さんは、Aを抱き締め「生きてるのね..生きてる..」と呟いた。
父さんは彼女と握手して俺に言う。
父「翔太、AさんをAさんのご両親の元に連れていってあげなさい。この家の近くだから」
『そのつもりだよ。さ、行こうか』
あ「..う、うん！」
次は彼女と手を繋いで、外へ飛び出す。
そよそよと流れる風は俺たちを優しく包み込んでいた。
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真歩 - 涙が止まりません。 本当によかったです。 次の作品も頑張ってください。 応援してます。 (2015年10月8日 22時) (
レス) id: 01a2c26e2b (このIDを非表示/違反報告)
☆凛々☆(プロフ) - もう泣きまくりです・・・。本当に良かったです・・・！ (2015年8月6日 19時) (レス) id: 1301447d91 (このIDを非表示/違反報告)
みーたさそ - 涙がっ、涙が止まりません…。私達に感動をありがとうございます！七星さん！ (2015年4月8日 15時) (レス) id: 2f5b603178 (このIDを非表示/違反報告)
カルガモちゃん(プロフ) - もうすっごく泣きました！！涙止まらないですｗｗ終わり方がすごくよかったです！ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 7f31314282 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 明久(仮)@保留荘在住さん» ありがとうございます！そう言って頂けてすごく嬉しいです…！ (2015年2月28日 11時) (レス) id: e5d0af4b38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七星 | 作成日時：2014年1月20日 16時
