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60話. ページ4

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ふぁあ、と欠伸をするのも今日で何回目なのだろうか。


椅子に座りながら定期的に来る看護婦を眺めていた。
天月は一向に出てこようとしないし。

太陽からの光に私の白いワンピースが透けキラキラしていて綺麗だ。

暖かな光にうとうとする。

いつのまにか寝てしまった。


--------


起きると真っ暗だった。
何時かは分からないけど真っ暗なのは確かだった。


『何時かなぁ...時計..』


そう言って立ち上がり、時計を探すためうろうろしていると後ろからガラガラ、とドアが開く音。
はっと振り向くと..何と天月だった。

彼はきょろきょろと辺りを見渡すと自分の部屋へ引き返そうとした。
でも、天月の足元に誰かがいる。

何だろう、と見てみるとその誰かは天月の足首をガッと掴んだ。
すると彼は足が動か内容のか、床に座り込んだ。

これは、やばい。

多分この病院に住み着く幽霊かなんかだろうか。
翔太があの中に入ったら___


『あ、危ない..!翔太..!』


私は天月の前に立ちはだかるようにした。
頭の中に響く声。



“強く願え”



私は彼を守りたい一心で目を瞑る。
すると、目の前にいたあいつらは跡形もなく消えていた。

天月は気を失って倒れている。


私は日が登って看護師が来るまで、ずっと隣にいた。



.

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真歩 - 涙が止まりません。 本当によかったです。 次の作品も頑張ってください。 応援してます。 (2015年10月8日 22時) (レス) id: 01a2c26e2b (このIDを非表示/違反報告)
☆凛々☆(プロフ) - もう泣きまくりです・・・。本当に良かったです・・・! (2015年8月6日 19時) (レス) id: 1301447d91 (このIDを非表示/違反報告)
みーたさそ - 涙がっ、涙が止まりません…。私達に感動をありがとうございます!七星さん! (2015年4月8日 15時) (レス) id: 2f5b603178 (このIDを非表示/違反報告)
カルガモちゃん(プロフ) - もうすっごく泣きました!!涙止まらないですww終わり方がすごくよかったです! (2015年3月25日 20時) (レス) id: 7f31314282 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 明久(仮)@保留荘在住さん» ありがとうございます!そう言って頂けてすごく嬉しいです…! (2015年2月28日 11時) (レス) id: e5d0af4b38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七星 | 作成日時:2014年1月20日 16時

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