82話.un:c side ページ28
.
は「ちょっと疑問なんだけど」
はしやんがふと呟く。
その一言に「どうした？」と歌詞太郎が言った。
は「..仮に、見えるようになったとして...それでAが満足して成仏、っていうのはある？」
歌「..じょう、ぶつ..かぁ....」
天「..それって..いなくなっちゃう..ってこと？」
『...知らないけど..少なくとも、あれだな。翔太の側にはいなくなる。霊のいるべき場所へ戻る」
は「...それは、翔太にとっては辛いかもね」
歌「..でも、成仏はしないと..いけないから。逆に、成仏しなかったらAちゃんも辛いし翔太君も辛い。二人とも辛いよ」
長い沈黙。
すると、歌詞太郎が「え？」と小声で呟いた。
歌「..っ...Aちゃん、いいの？」
歌「..そっか。翔太君も、望んでいるよ。きっと」
そう言って微笑んだ。
え、何をするんだ？
すると、俺だけかな？分からない。でも頭に声が響いた。俺でも、この中にいる人でも、家族でもない。
でも、優しい、どこか懐かしい女性の声だ。
『.......か........っ.........ね........』
「..え？」
『.....どうか..わかって.....あげてね...』
...何を分かるんだ？
...何を理解すれば？
『...Aは....決めたんです』
「..決めた？何を..」
『...どうか、見守ってね』
そう言って声は途切れた。
すると、はしやんの声が聞こえた。
は「..望？」
『..あ、ご、ごめん』
あの声はなんだろうか？
話すべきかな...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真歩 - 涙が止まりません。 本当によかったです。 次の作品も頑張ってください。 応援してます。 (2015年10月8日 22時) (
レス) id: 01a2c26e2b (このIDを非表示/違反報告)
☆凛々☆(プロフ) - もう泣きまくりです・・・。本当に良かったです・・・！ (2015年8月6日 19時) (レス) id: 1301447d91 (このIDを非表示/違反報告)
みーたさそ - 涙がっ、涙が止まりません…。私達に感動をありがとうございます！七星さん！ (2015年4月8日 15時) (レス) id: 2f5b603178 (このIDを非表示/違反報告)
カルガモちゃん(プロフ) - もうすっごく泣きました！！涙止まらないですｗｗ終わり方がすごくよかったです！ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 7f31314282 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 明久(仮)@保留荘在住さん» ありがとうございます！そう言って頂けてすごく嬉しいです…！ (2015年2月28日 11時) (レス) id: e5d0af4b38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：七星 | 作成日時：2014年1月20日 16時
