嫁はいないが、好きな人なら

気まぐれパロ終 ページ37

「ど、どうした。顔が」

「へっ！？あっど、どうもしないです！お邪魔しました！！！」

恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい……！！！
勢いよく家を出ようとすると、鋼鐵塚さんに引き止められた。

「ぅえ？」

手には私がさっきまで持っていた蝶が握られていた。

「これ、やるよ」

「えっい、いいんですか」

「あぁ」

私は蝶を受け取ると家に帰った。鋼鐵塚さんは帰る私をずっと、見守ってくれた。

「……」

夜、鋼鐵塚さんから貰った蝶を見ていた。
ベッドに寝て、光に照らすと少しだけ虹色に見えた気がした。

鋼鐵塚さんに、また会えるだろうか。

「……会いたいなぁ」

蝶を唇に当たるとひやりとした冷たさが広がった。

私はたぶん、鋼鐵塚さんが好きなんだ。
さっきからずっと変な気持ちが続いているから。

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終わらなくなっちゃいそうなので一旦切ります！！！

本編お楽しみください〜(*^ω^*)

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