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拾陸 ページ18

里を回った。
Aは里に何度か訪れたことはあるが、こうして細かく案内してもらうのは初めてだった。

里はどこでも温かい雰囲気がした。
里の人は誰でもひょっとこの面をしていて表情はわからないけど、やはり温かい感じがする。

里をあらかた案内してもらった後、Aは宿へ向かった。
鋼鐵塚は宿に向かうAを送って行った。

「ありがとうございます」

「いやいや」

「こんなにちゃんと見たの初めてで、とっても楽しかったです」

Aはぺこりと頭を下げた。

「今度、お礼させてください」

「あぁ、いいんだ、これだけでも俺にとっちゃ……」

そこまで言い、鋼鐵塚は黙り込んだ。
鋼鐵塚にとってはAと一緒にいることが何よりの喜びだったからだ。

「……また、来いよ」

「はい、来ますね」

Aはニコリと笑い、宿の中へと入って行った。



鋼鐵塚は鉄珍に呼ばれた。

「なんだ……って」

鉄珍は鋼鐵塚にみたらし団子を差し出した。
Aが買ってきたものである。

「みたらし団子!どうしたんだこれ」

「Aさんがお土産にとくれたんや」

A、と名前を聞くと鋼鐵塚は思わず顔を赤らめた。

「お?なんやその反応……まさか……まさか蛍」

「う、うううううるさっ知らねー!!食っていいんだな!?」

鋼鐵塚は急いでみたらし団子を食べたため、喉に詰まらせた。

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五十土(プロフ) - NANAさん» ありがとうございます!ドキドキできるような感じを目指しているのでとても嬉しいです^ ^頑張ります! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 牙さん» 鋼鐵塚さん可愛いですよねわかります!癒されてくれてありがとうございます(?) (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - コハクさん» ありがとうございます!更新しましたのでまたお楽しみください! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
NANA - こんなに素敵な作品に出会ったのが久しぶりすぎて...ドキドキ止まりません...更新頑張ってください!! (2019年11月20日 16時) (レス) id: 714d999e70 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近鋼鐵塚さんが可愛く見えて仕方ないので、この小説を読んでると癒されます!更新待ってます!! (2019年11月16日 1時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年5月2日 22時

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