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その後、鉄珍はAの刀を作った刀鍛冶に会ってこい、と言いAを向かわせた。

「蛍は今どこに?」

「恐らく鍛治場所かと。呼びますか?」

「いいや。あの子は自然とAに引かれて出て来ようて」

鉄珍ははぁ、とため息をつくと、Aが持ってきた土産を里の者で分けていただこうと二人の刀鍛冶に言った。



Aは己の刀を打った刀鍛冶に刀を届けた。

「すみません、何度も何度も」

Aが頭を下げると刀鍛冶はいいんだと手を振った。
そうして、里の温泉を勧め、研ぎ終わるまでゆっくりすればいいと言い聞かせた。

「はぁ……」

鍛刀場を出たAは大きくため息をついた。
何故自分はこうもすぐに刀を駄目にしてしまうんだろう。刀の使い方が悪いならもう一度、師匠のところで……
いや、そのうち直ぐに仕事が入る。鬼殺隊の新人をできるだけ生き残らせるために、戦わなくては。

Aがぼやぼやと考えていると、人にぶつかってしまった。

「あ!すみません!お怪我は」

「いやいや、大丈夫……あれ、鉄岡さん?」

「へ?……あっ、鉄穴森さん……?」

この里の人はひょっとこの面を着けているため、Aはすぐに誰か判別できなかった。

「大丈夫ですか?ぼーっとしてましたけど」

「え?あ、あー大丈夫、大丈夫、です」

その後にAはこれから温泉に行くと伝えた。

「それならここをまっすぐ行って宿の案内人がいるからそこ。入ったことないんですか?」

「はい、すぐに呼ばれて代わりの刀を受け取って……という形が今までだったので」

「そうかそうか。ゆっくりしてってくださいねー」

Aは鉄穴森に見送られ、言われた通りの道を進んで行った。
しかし、重要なことを忘れていた。

「……あ、鋼鐵塚さん温泉に置いてきてしまった……」

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五十土(プロフ) - NANAさん» ありがとうございます!ドキドキできるような感じを目指しているのでとても嬉しいです^ ^頑張ります! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 牙さん» 鋼鐵塚さん可愛いですよねわかります!癒されてくれてありがとうございます(?) (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - コハクさん» ありがとうございます!更新しましたのでまたお楽しみください! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
NANA - こんなに素敵な作品に出会ったのが久しぶりすぎて...ドキドキ止まりません...更新頑張ってください!! (2019年11月20日 16時) (レス) id: 714d999e70 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近鋼鐵塚さんが可愛く見えて仕方ないので、この小説を読んでると癒されます!更新待ってます!! (2019年11月16日 1時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年5月2日 22時

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