降谷さんの嫁 S【降谷零】

キスの日 番外編 ページ27

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降谷side






「美味しそうー」



『おい…ヨダレ垂れそうだぞ』



「だって零の作るご飯美味しそうなんだもん

味も美味しいし」




『たく

ほら座れ、食べるぞ』



「はーい！」






俺が作るご飯をキラッキラした目で待つA
まるで、スプーンとフォークを両手で持ち"ご飯！ご飯！"ドンドンドンしてる子供のような…









「いっただきまーす！！」




今日のご飯はデミグラスソースのフワトロオムライス




『だ、大丈夫か！？』




パクっと一口食べると熱かったのか"ハフハフ"してる




「…！うまぁ！！」




ようやく飲み込み幸せいっぱいの笑顔をしてる




「やっぱ零の作るオムライスは格別だね！！」




って"んー！！"ってオムライスを堪能してる
俺も食べようと思っていたらAの口の端にデミグラスソースが…下手したら垂れて服にシミになる




『A口の端にソースついてるぞ』



「え、どこどこ！？」




と慌てて拭っているが、逆に顔が汚れてしまった…




全く困った嫁さんだ





Aの顔を掬い上げ、頬にまで伸びてしまったデミグラスソースを綺麗に舐めとり少し多めについてた口の端を"ちゅっ"と吸い上げたら嫁は真っ赤な顔で口を半開きにしてる





『なんだ、本当に口が緩くなったか？』




「ち、違うもん！！」








恥ずかしいのか黙々とご飯を食べ進める

Aの可愛らしい一面が見えると知ったので、今度からこうして汚れを取ろうと決めた









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