魔王退治とかひょいひょいって終わらそーよ【殺せんせーQ！】 (ページ2)

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Q1.-2 ページ2

オオオオ！！

とみんなが一斉に魔王に攻撃をする

勿論私もね

得意の魔法を出す

『ふぁいあっ…！！』

[ミス！ダメージをあたえられない！]

今度こそ…と周りのみんなも攻撃を仕掛けるがミスが続く

そしてミスをし続けていると目の前に憎き顔がある

『(ミスしたときわざわざ顔覗きこんでくるなよ…！腹立つ！！)』

[魔王は微笑んでいる]

顔をいちいち覗きこんでくる魔王に腹が立ち、うわああ！と死ぬもの狂いで攻撃を仕掛けること数分

「みなさん勇者にはほど遠いですねぇ」

触手をヌルヌル動かす魔王

私たちは力尽きたのである

『うっわぁあ…つかれる…』

「「「(攻撃当たんねェ…すばやすぎるんだよ…)」」」

魔王に屈指の猛攻撃は効かず、というか一撃も当たらない

これが日常である

すると杉野が話しかけてきた

「ていうか魔王なんて倒せるか！俺らまだレベル1だぞ！？」

こくこくと頷く渚君

女子の私よりも可愛くて女子やめたくなるわと思う

『確かにー。魔王さーん！私達まだレベル1なんだわ、他あたってよ』

とあくびをしながら言う

装備だってよぉ…と文句の声が聞こえる

落ちこぼれと呼ばれる私達の不満が漏れ出た瞬間であった

なぜ魔王を殺さなきゃいけなくなったのか

これにはれっきとした理由がある

それは数日前のことだった